2010年1月26日火曜日

ソーシャルメディアは思いやり:医療現場でオペのレポートを伝えるTwitter活用 

   Dr. Carlos Wolf, left, of Miami Plastic Surgery performs an operation with help from surgical technician Briceida Garcia, while nurse Ileana Sotolongo tweets the procedure's progress.

マイアミのCarlos Wolf氏の整形外科の待合室、15分に一度、ブラックベリーを家族が回している。

「Mは眠っている」「手術を開始します」「美しい」「きっと気に入るでしょう」

ブラックベリーのディズプレイに表示されるのはオペの進行を待合室の家族に伝えるツイート。

待合室で手術が終わるのを待つ家族に対してオペの進行を伝えることで少しでも不安を軽減しよう、というこのサービス。

ソーシャルメディアは冷たいもの、と思っている人がいるが私は娘を近くに感じることができました。いわば現代的な医師による思いやりのようなものです。

"People think of social media as being cold,"  "Although I couldn't see it, I felt like I was close to my daughter. It's modern-day bedside manner.''

と語るのは娘の手術中にツイートを見ていた母親。

こちらは実際のCarlos Wolf氏のアカウント@carloswolfmd

以前書いたエントリ、Twitter をする時に注意したいエチケットまとめにもありますが、プライベートアカウントでもない限り公開されるTwitter、厳粛な席での使用は奨励されるものではありません。

賛否両論ありそうな事例ですが、整形外科という比較的シリアス度の低いオペで、本人も了承済み、公開されるのはイニシャルのみだからこそ許されているケースなのだと思います。

この分野におけるソーシャルメディア活用、倫理的な問題もあり容易ではないと思いますが、患者やその家族の不安を「コミュニケーションによって低減する」というのは価値のあるテーマだと思います。

Posted via web from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点

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