2010年4月30日金曜日

チョコになったiPhoneアプリ

 Buy This: iPhone App Chocolates from Etsy seller iChocolates. Organic, handmade gourmet chocolates with familiar iPhone app icons stamped on using patented “Chocographics” technology (I shit you not). 20 chocolates per box, 4 flavors per assortment. Made to order. $46.44. [likecool.] 
 
 
バレンタインの時期にこれがあったらやはり人気だったのでしょうか?
 
無農薬、手作りのおいしいチョコレートの上に、iPhoneアプリのアイコンを“Chocographics”のテクノロジーを使って印刷しています(本当です)。

Organic, handmade gourmet chocolates with familiar iPhone app icons stamped on using patented “Chocographics” technology (I shit you not).

20個入って4種の味、オーダーメイドで$46.44、だそうですが、早速Sold Outのようです。

Posted via email from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点

FacebookのCEOはユーザーのプライバシーを軽視しているという告発

    
via WIRED.com
先日のf8の発表の中で、「オープングラフ」の可能性を見せつけたFacebook。
そのCEO、 Mark Zuckerberg氏が、プライバシーについて真剣に考えていないのでは、という記事が掲載されていました。
Facebook社員とのオフレコでの会話。自分「Zuckはプライバシーについてどう感じているの?」回答「(笑)彼はその価値を認めていないよ」
Off record chat w/ Facebook employee. Me: How does Zuck feel about privacy? Response: [laughter] He doesn’t believe in it.

これはThe New York TimesのリードテクノロジーライターNick Bilton氏によるツイート
たしかにMark Zuckerberg氏はかつて、プライバシーについて、このような発言をしています

人々は情報などの共有を、よりオープンにより多くの人と行うことになじんできている。ソーシャルメディアの基準とは時間とともに発展していくものだ。
これは決してプライバシーを軽視しているわけではなく、適した形でオープン性を導入していくという意味で、Nick Bilton氏の記事にあるような過激なものではありません。  
  

Facebookの"Like"ボタンは、webをソーシャルに繋がったものに書き換えようという野望を持っている。しかし多くの人はFacebookの動きを、自分以外のweb全体を植民地化し、有益なデータを自社のサイロ(貯蔵庫)にしまいこみ、Googleに対抗しうる力を持とうとしている、とみている。 
It’s an ambitious attempt to rewrite the web as a socially linked network. But many see Facebook’s move as trying to colonize the rest of the web, and keep all this valuable information in its data silos, in order to become a force on the web that rivals Google.


このような様々な憶測が飛ぶ中、今回のような記事が出てしまうことは、企業で情報のコントロールをするものにとって、大きな痛手だと思います。
ポイントはその社員が自分の発言が記事化されることを望んでいたかどうかですが、後にNick Bilton氏に確認したところ、「私の情報源は記事に引用することを了承していた」と回答したので、これは社員からの「告発」に近いものだといえそうです。
真偽のほどは別として、Webの情報は全て公開されるもの、というつもりでユーザー自身が利用すべきということはFacebookに限った話ではないと思います。
さて、余談になりますが、今回の記事についてはそもそも論での疑問もあります。
そこで得た情報を記事にはしないことを約束するはずの「オフレコ」です。
「オフレコは存在すると思うな」というのはPRやメディアトレーニングにおける常識ですが、オフレコで話したことを記事にすることは記者の立場としてもそうそうできないことだと思います。
筆者自身どうしても背景を説明しなければ正しく理解されないため「ここまでは書いてもいいですが、ここから先はオフレコでお願いします」というような交渉をした経験がありますが、信頼関係の問題でもあるため約束を破られたことはありません
今回Nick Bilton氏は、その後のツイートで「オフレコとは、発言を記事に使っても良いが発言者については言及しないもの」との見解を示しています。
via WIRED.com
 ただこれは、ジャーナリスムハンドブックの定義するところとも違うようです。 
「オフレコ」はそこで得た情報を使って記事にすることを記者に禁じるものです。しかし、別の情報ソースを記者が見つけて正しいことを確認し、その人物が開示してもよいとする場合には記事にすることができる。
"Off the record" restricts the reporter from using the information the source is about to deliver. But if the reporter can confirm the information with another source who doesn't insist on speaking off the record he can publish it.
前述の通り、Nick Bilton氏の場合、「私の情報源は記事に引用することを了承していた」ようなので問題はなさそうですが、「オフレコ」を理解していない立場の人からの機密情報の漏洩リスクは取材する側される側のどちらにもある、ということを改めて認識したいと思いました。

2010年4月27日火曜日

デジタルな広告に求められる6つの基本:インタラクティブ性はブランド想起を63%向上させる

A truly interactive ad must have an interactive idea.
That, and it should be useful, not annoying, to consumers.
Bannerblogというサイトをご存知でしょうか?
Webのクリエィティブなバナー広告をアーカイブしているサイトです。
例えば最近のエントリで人気があったのが、IKEAのバナー広告。 
バナーのサイズをドラッグして変えると、
サイズにあった部屋が誕生し、
一番最後に広告主の名前が現れ、サイト誘導が図られます。
 
インタラクティブで、楽しく、そして最後にさりげなく広告主の名前が出てくるところが、素敵だと思います。
そのBannerblogの共同創業者、Ashley Ringrose氏によるプレゼンテーション"6 FOUNDATIONS OF GREAT DIGITAL CREATIVE"が公開されていました。
ここで語られている6 FOUNDATIONS (6つの基本)とは、
INTERACTIVE:インタラクティブである
CUSTOMIZABLE:カスタマイズが可能
CONTEXTUAL:文脈がある
ENTERTAINING:楽しい
PLAYABLE:遊べる
USEFUL:使える
まぁ、これらは広告だけに限った話では無いですね。
とくに最初のインタラクティブ性については、
インタラクティブ性の無い広告に比べて、インタラクティブ性はブランド想起を63%向上させる
INTERACTIVITY INCREASES BRAND RECALL 63% MORE THAN NON INTERACTIVE ADS
と、重要。
プレゼンで紹介されている広告はクリッカブルで実際にどんな広告なのかを「体験」することができるので、是非お試しください!(個人的にはLipton ice Teaの広告とか好きです。)

2010年4月26日月曜日

Facebookの"Like"ボタンにまつわる小ネタ:Likeのマッシュアップサイトから"悪魔色"のボタンまで


やはり先週のビッグニュースは、Facebookの"Like"ボタンの実装だったのですが、本流のトピックスではなく関連小ネタを少々。
Likeを一覧できるサイトその名も"Like Button"
Like Buttonは、Facebookのプラグインを活用した、マッシュアップ的なサイト。CNNやYouTubeなどで押されたLikeの一覧を見ることができます。画像ではちょっと分かりにくいですが、Facebook上の友達のLikeの状況を線で区切って一番上に見せてくれています。
LikeのライバルはStumbleUpon
日本語対応していないので、日本ではあまり定着していないと思われる、StumbleUpon。実はFacebookに次ぐ、ソーシャルメディアにおけるトラフィック源になっているそうです。
それを示しているのがこのグラフ。
 via TechCrunch
12月からのFacebookの落ち込みも気になりますが、その分StumbleUponが伸ばしています。
StumbleUponの詳細については、KNN神田さんの記事"セレンディピティ型SNS" Stumble! upon は,やはりすごい!をご覧いただきたいのですが、Stumble!ボタンを押すだけで、自分の気になるジャンルで、だれかがStumbleの"I Like This!"が押した人気のあるエントリーやサイトが次々と現れてきます。
デモがあるので、そちらで遊んでみてください。
なんというか受け身でずーっとWebサーフィンを楽しめます。
悪魔色のボタン
 
こちらもTechCrunchで紹介されていたのですが、Likeボタンの色指定にはlightとdarkのほかにevilがあります。
evilカラーはlightとまったく同じ色で、こちらのプラグインページで確認できます。

2010年4月23日金曜日

99歳の女性がiPadで豊かな人生を取り戻した瞬間:iPadで緑内障を克服

 
この動画はテクノロジーが人生を豊かにする瞬間を共有してくれたものです。
 
iPad発売当初、2歳の子供がiPadを巧みにあやつる動画が公開され、これぞデジタルネイティブ!というBuzzがおきましたが、こちらはハートウォーミングなストーリー。
 
iPadを使っているのは、99歳のVirginia Campbellさん。
 
彼女にとっては初めてのコンピュータです。
 
Virginiaさんは、緑内障を患ってからは大好きな読書をすることがとても難しくなってしまったそうですが、iPadによって、彼女の人生は変わったそうです。
 
iPadのディスプレイの明るさ調整とタップによるフォント拡大によって、楽しい時間を取り戻すことができたからです。
 
すでに2冊の本を読み、12の詩を書いたそうです。
 
その一つがこちら。
 
この機械音痴にも分かる
100歳を迎えようとする私があきらめた
読み書き
いま、それが再び目の前にある
それは、この革新的なアップルのiPad
 
To this technical-ninny it's clear
In my compromised 100th year,
That to read and to write
Are again within sight
Of this Apple iPad pioneer.
 

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2010年4月21日水曜日

企業幹部のソーシャルメディア & Twitter ランキング: 1位マイクロソフト、IBMやコカコーラは意外にも下位

 
NetProspex社によるSocial Report, May 2010が発行されていたのでご紹介。
 
これはアメリカの大企業の10万人以上の従業員のアカウントの活動をもとに、ソーシャルメディアとTwitterのランキングを算出したもの。
 
ロイターの記事の紹介では、
 
The NetProspex Social Indexは、2010年第1四半期のフォーチュン1000企業における10万以上の経営者(アカウント)を分析して算出された。
 
The NetProspex Social Index was determined after an analysis of more than 100,000 business executives from the Fortune 1000 companies in the first quarter of 2010
 
となっているので、経営層の活用度、と理解して良いデータだと思います。
 
経営者が使っている企業ほどソーシャルメディアにおける存在感がある、というような相関があるような、ないような。
 
特にIBMやコカコーラのランキングが低いのは意外といえば意外ですね。
 
NetProspex Social 50, May 2010
 

Rank

Company NPSI
1  Microsoft 306
2  eBay 208
3  Amazon.com 202
4  Walt Disney 181
5  Google 172
6  Electronic Arts 164
7  Intuit 163
8  Raytheon 157
9  Best Buy 155
10  Apple 153
11  Advanced Micro Devices 145
12  Analog Devices 137
13  Sun Microsystems 136
14  Dell 132
15  Qualcomm 129
16 (tie) Juniper Networks 123
16 (tie) EMC 123
18 Adobe 122
19 Oracle 112
20 Cisco 105
21 Procter & Gamble 104
22 Hewlett-Packard 98
23 Avaya 96
24 Southwest Airlines 95
25 (tie) Gap 94
25 (tie) Computer Associates 94
27 Intel 93
28 CDW 92
29 BMC 91
30 NCR 89
31 (tie) Target 85
31 (tie) Limited Brands 85
33 Pactiv 84
34 Campbell Soup 79
35 NVIDIA Corporation 78
36 BearingPoint 77
37 Capital One 76
38 Progressive 74
39 (tie) American Express 73
39 (tie) Pitney Bowes 73
41 Nike 72
42 Staples 71
43 (tie) Arrow Electronics 70
43 (tie) 3M 70
45 McGraw-Hill 70
46 KLA-Tencor 69
47 Western Digital 68
48 (tie) GE 67
48 (tie) IBM 67
50 Coca-Cola 65
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
The Twitter 20, May 2010
 
Rank Company Twitter Score
1 Microsoft 176
2 Raytheon 137
3 Analog Devices 96
4 Walt Disney 91
5 Eastman Kodak 86
6 Advanced Micro Devices 82
7 Electronic Arts 81
8 Best Buy 66
9 Pactiv 55
10 (tie) eBay 54
10 (tie) Qualcomm 54
12 3M 49
13 (tie) NCR 42
13 (tie) Procter & Gamble 42
15 (tie) Apple 40
15 (tie) Sun Microsystems 40
17 American Express 37
18 Nordstrom 34
19 Google 32
20 Humana 31
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ご参考:

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2010年4月20日火曜日

ネスレのFacebookファンページ炎上、株主総会を期に示された今後のストーリー:Greenpeaceが株主総会を襲撃



ネスレは絶滅危惧種と熱帯雨林を破壊している! 
Nestle kills endangered species and rainforests!
というトーンのネガティブなコメントは続いています。
一方、125件の"Like"がついているネスレからのコメントもあります
それは、ネスレが(15日の株主総会を目前にした)13日に公表したGreenpeace宛ての手紙で、Facebook上では以下のような要約文をつけて紹介されていました。
他の企業や、グリーンピースのような団体とともに努力し、早期解決が可能になります。そして、ネスレはパームオイル連合に所属します。
・ご存知のとおり、私たちは2015年までに環境破壊を伴わないパームオイルだけを使うことを約束しています。これを実現するために、今年のパームオイルの使用量のうち18%を証明書つきのパームオイルとし、2011年の終わりまでには50%とします。
・パームオイルの問題に加え、パッケージにおいても熱帯雨林の破壊につながるパルプと判別可能なものは完全に無くします。インドネシアの労働者にかなりの悪影響を及ぼすこと無しにこれを実行するのは時間がかかりますが、できるだけ速やかに行います。
・Cargill社を含む混合パームオイルの供給者が、私たちに販売しているものに環境破壊を伴うものを使っていることを容認しない、ということを書面で表明します。
148件ついたコメントは、素晴らしい第一歩という評価と、もっと早くできるはずだという批判とが入り混じっていて、これまでとはトーンが少し変わっています。
グリーンピースとの距離を近づけることについては、どうでしょう。
政治的な解決法のひとつといえそうなのですが、当のグリーンピースは攻撃の手を緩めてはくれなかったようで、株主総会会場のには多数のオランウータンの着ぐるみを着た抗議者が現れ、株主に"Give the orang-utans a break"との訴えを行っていたようです。
その動画がこちら。
おそらくグリーンピースは、株主総会をターゲットに1ヶ月前から活動を開始していたのでしょう。
株主総会というタイミングといい、数多くのオランウータンの着ぐるみといい、PRの素材としてはもってこいですが、思いのほかマスメディアによる記事が少ないのでは?という感じがします(アイスランドの火山噴火の影響もあると思う)。
"Nestle"でのニュースのみに絞り込んだ検索結果をみるとGreenpeaceのことを書いているマスメディアはAFPとロイターのみ。この2社の通信社の配信記事は、他の大手メディアでは取り上げられていない模様です。
実はこの1週間ほど前、Fanページ以外では批判はあまり見られないというコメントが書き込まれていました。
批判者がそろって意見を出しあっているのを見ると、Facebookでの(ネスレの)評価は傷ついているように見える。だが、こうした意見の多くはこのページの外では見られない。ネスレファンのコメントを見ようとここに来たときだけ見られる。
Sure their reputation on Facebook appears tarnished when you see all of the detractors voicing their opinions to each other. But many of these opinions aren't seen beyond this page... and only seen on this page if you opt to view the Nestle Fan comments.
株価への影響も軽微と言えます。
実際のところ、人々の気は移ろいやすく、同じく人々に関心がある話題を提供するメディアの注目もあっという間に変化し、記憶に残るのもわずかの間です。 
株主総会を境に、双方出すべきカードは出したことになると思うので、マスメディアまで巻き込むような新事実などが出なければ、ある意味これでストーリーがセットされたことになります
運用方法など改善の余地があることを別にすれば、ネスレは約束したことの進捗報告をこのファンページでじっくりと行っていけばいいのだと思います。
  
ちなみにネスレは現在、
食品業界の巨人ネスレが、ヘビー級のコミュニケーションのトップを積極的に募集中
Food behemoth Nestle intensifies search for heavyweight comms head (PR week)
のようです。
危機管理能力、メディアとNGOとの交渉力を持つ人(逸材?)が求められているようですが、その人にはソーシャルメディア上での十分な対話能力も備わっていて欲しいものですね。

2010年4月19日月曜日

GoogleによるTwitterのオススメフォロアー検索ツールが登場:ソーシャルグラフを分析して表示

  
Twitterドラマも始まり、最近始めたものの誰をフォローしようか、という人もいるかもしれない。
もしくは、結構Twitterやっているんだけど、もうすこし自分にあったフォロアーを増やしたい、という人もいるかもしれない。
そう思っている人には、Googleが提供を開始したFollow Finderはいいかも。 
Follow Finderは、Twitter上で公開されているフォーローとフォロアー情報のソーシャルグラフ(人間関係)を分析し、あなたがフォローしたいであろう人を見つけます。 
Follow Finder analyzes public social graph information (following and follower lists) on Twitter to find people you might want to follow. 
検索結果は、2通り表示されます。
あなたに合うと思われるTweeps(Twitterユーザー):あなたと同じユーザーをフォローしているTwitter上の人がフォローする傾向にあるアカウント(友達の友達のようなもの)
Tweeps you might like, People on Twitter who follow the users you do also tend to follow these accounts. 
類似フォロアーをもつTweeps:似たようなフォロアーリストを持つユーザー
Tweeps with similar followers, Here are some users who have similar follower lists. 
被リンクのように被フォローの数などが結果に反映されるようで、人気アカウントが先に表示されるようですが、中には有意義な発見もありそう。
ちなみにTweepsというのはTroops(軍隊)をもじっているのかな? 

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2010年4月15日木曜日

アメリカ議会図書館、Twitterをアーカイブすることで合意:Twitterが歴史の一部に!

 
たしかにTwitterは歴史の生き証人といってもいいかもしれない。
 
イランでの選挙、ハイチの大地震、オバマ大統領の誕生、こうした歴史上の大きな足跡がTwitterには克明に刻まれてます。
 
という事実を受けてか、アメリカ議会図書館が、Twitter上の発言をアーカイブすることで契約をすることになったそうです
 
これは凄い!
 
Twitterのアーカイブは、10年前から同図書館が開始した野心的な取り組み、"Web capture"プロジェクトの一環となるそうなのですが、この契約を受けての関係者の発言が熱い!!
 
シリコンバレーの新興企業(Twitter)は、「ツイートが歴史の一部になるなんて、なんて素晴らしいんだ」と発表
 
The Silicon Valley startup declared it “very exciting that tweets are becoming part of history.”
 
これは普通の人々の一瞬一瞬の記録という、歴史の記録における新たな一歩です」Yale Law Schoolの準図書館員長 兼 非常勤講師 Fred R. Shapiro氏
 
“This is an entirely new addition to the historical record, the second-by-second history of ordinary people,” said Fred R. Shapiro, associate librarian and lecturer at the Yale Law School.
 

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2010年4月14日水曜日

今のメディアに必要なのはストーリーのねつ造ではなく、コラボレーションとソーシャルサーチ

表紙
 
 
@smashmedia さんのエントリ、"「ツイッターを疑え!」を疑え"を読んで、これはひどいと思われた方も多いと思います。

実際の広報の現場にいる人間にとってはこれって悲しい現実で、記者の書きたいストーリに当てはまるコメントが誘導的に求められたり、コメントの一部を都合のいいように使われたり、という経験をした広報担当者は少なくないと思います。

もっと単純な例を出すと、「日米の距離は広がる一方」というような記事に、両国首脳がたまたまお互いそっぽを向いていた時の写真を使う、そういうようなことです。当人にとってはこれってそういう文脈ではないですよね。
 
結果的にこの雑誌の売れ行きに多少なりとも変化があったのかは気になるところですが、いまメディアに求められていることは面白おかしいストーリーを仕立て上げることではなく、「コラボレーション」することだと思います。
 
コラボレーションというと「×」のマークに代表されるようにキャッチーな感じになってしまいますが、いわゆるメーカやブランドとのコラボ、などではなく(既存・潜在)読者とのコラボであり、話題とのコラボレーションです。それを上手くやっているのが最近の週刊ダイヤモンド。
 
最近のダイヤモンドはどうしてしまったんだろうか、そう思っている人も多いと思いますし、Twitter上での会話を見る限り、ポジティブに評価をよく見かけます。
 
Twitter特集
FREE特集
無縁社会
そして、ドラッカー特集
 
バックナンバーと比較してみるとこれらの特集号は通常の、ダイヤモンドとは異なる企画性の高い号です。
 
なんとなく上手いところを突いてくるBRUTUSのような雰囲気さえ漂い、小難しい経済誌のオーラは影をひそめています。
 
なぜか?
 
やはり変わったきっかっけは同誌のTwitter特集にあったのだと思います。
 
2010年ツイッターの旅 140字、1億人の「つぶやき」革命 企画おさらい
 
Twitterを通じて企画を公開し、フォロアー獲得開始
週刊ダイヤモンド編集部では1月23日号(1月18日書店発売)で「ツイッター特集」を企画しています。全40ページの大特集です!。
http://twitter.com/diamondweekly/status/6858828910

フォロアーのアイコンを表紙・特集扉用に
正式に表紙アイコン掲載希望を募ります。ハッシュタグ #dwfp をつけて「掲載希望」でも「載せろ〜」でも何でもつぶやいてください。先着1500名様です(笑)。ただし、表紙のタイトルデザイン等によって掲載人数は増減する場合があるので
http://twitter.com/diamondweekly/status/6862856885 ちなみにこれは244回のRT
 
こぼれ話や編集過程をTwitterでレポート(インタビュイーの話や深夜の執筆中、校了など)
堀江:ツイッターを使い始めたきっかけ「ブログにコメントがついた。堀江、ツイッターも使ってないなんて終わったな」
http://twitter.com/diamondweekly/status/7623677127
ちなみに、ツイッター特集号は1/18の月曜日発売(1/23号)となります。締め切り作業も、ラストスパートに入りつつあります。といつつも、特集班のおっさん3人はもうヨレヨレですが(苦笑)
http://twitter.com/diamondweekly/status/7664009304

販売の収益の一部は社会貢献として途上国の学校建設
週刊ダイヤモンド「ツイッター特集号」をご購入いただいた方全員のツイッターアカウントが、途上国で建設される学校・図書館に記されます。是非、ご協力を!。 http://bit.ly/6PjUNF
http://twitter.com/diamondweekly/status/7507775786
 
コーズマーケティング的な要素まで活用した結果、
 
特集内容とインタラクティブな誌面づくりが評価され、完売し、増刷

こうしたTwitterでのやり取りを通じて、週刊ダイヤモンドはTwitterユーザーとの絆を作り上げたといってもいいでしょう。男性、30-40代を多く含有しているTwitterユーザーは、まさしくダイヤモンドのコアターゲットです

雑誌で企画をする際に当然今のトレンドは何か、ということは調べていますが、筆者は先のTwitter特集以降、
ソーシャルサーチを使い始めたのではないかと思います。
 
具体的に「検索」をしているか分かりませんが、少なくとも編集記者個人々々が「TLを通じて感じる今」を受け取り、それを企画会議にかけ、記事にしていく。
 
そんな素敵なプロセスを想像してしまうのは、ちょっとロマンチック過ぎでしょうか?
 
昔は編集部へ要望をハガキなどで募っていたものが、今はTwitterでリアルタイムに行えます。しかもニーズをツイート数やRT数などを通じて量的に分析することもできます。
 
ここまで来るとソーシャルサーチからクラウドソーシングの域に入ってきそうな気すらします。
 
それぞれの号の売れ行きや購買者属性など気になるところですが、コマーシャルになりすぎずに、読者の読みたいビジネス情報をくみ取って誌面をつくっていく、そんな取り組みを続けていただきたいものです。
 
機会があったら中の人に聞いてみたいと思います。 

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2010年4月13日火曜日

企業のCEOがYouTubeを使うべき4つの理由

 
会社の社長がTwitterを始めた、という話は最近耳にしますが、会社のYouTubeチャネルを開設して、社長がよく登場している、というケースは日本ではそう多くないと思います。
 
企業の広報担当としてはトップマネージメントを通じての対話は非常に大切な活動で、それはソーシャルメディアでも言えることです。特にB2BのITのソリューションや、機械、サービスなどの広報では、人の気持ちに届く「ネタ」があまりないため、「人」を出して温度を上昇させることが重要だったりします。
 
その際、動画は表情や声が直接分かるだけに、きちんと使えば非常に有効。
 
B2BのCEOがYouTbeを使うべき理由というエントリがあったので、抄訳にてご紹介。
 
1. メディアトレーニングの一環として
B2BのCEOの主な仕事がメディアリレーションでないのはもちろんですが、いずれ会社の重要なスポークスパーソンとして記者(やブロガー)と対峙することになります。プレッシャーがある中、メディアとの対話を成功させる秘訣はなんといっても練習。ただし年2回のPRスタッフとの模擬インタビューでは、不十分。
YouTubeチャネルのレギュラーメンバーとなることで、B2BのCEOはカメラの前で有効なこととそうでないこと、アイコンタクトや神経質なしぐさ、普段通りの会話のパターンなどによって視聴者がキーメッセージを聞き逃すということをより学ぶことができます。企業のYouTube動画では、台本があり、撮り直しと編集があるでしょうが、カメラの前に立つ回数を増やすことは、実際の記者とのインタビューを上手くこなし、役員インタビューにありがちな、前もって用意された仰々しい感じではなくしてくれるでしょう
 
2. Thought Leader
YouTubeを頻繁に使う、B2BのCEOの小グループの仲間入りをすることでCEOはソーシャルスペースにおいてThought Leader(一種の権威)になるでしょう。さらに、YouTubeに頻繁に登場することは、CEOの専門性を見せ易くします。短い動画を通じて、なぜソーシャルメディアを使うのか、いくつかの業界ニュースやそれに対する意見、新製品やサービス、顧客にもたらす価値などについて語ることができます。
 
3. スーツ姿とは異なる装い
顧客および潜在顧客、メディアや社内のメンバーに対してB2Bのトップマネージメントは、捕えどころがなく、エリートで近寄りがたい存在に見られがちです。定期的にビデオを投稿することは、関係作りに大いに役立ちます。特に、多くの人が忙しいマネージメントを実際に接する機会ないと考えているなら。
月例でのQAセッションを会社の関係者から募るのも良いでしょう。CEOが出張する地域別やマネージャーの状況に応じてシンプルに「状況の更新」として、会社の最新情報や、個人的な興味について語るのも良いでしょう。
 
4. 危機発生時の確実性
先日のエントリでも、危機発生時のビデオでの対応に触れていますが、危機発生時、オンラインでのステークスホルダーや、会社のフォロアーと対話をする(一方的に説明するというよりも)ことが、会社のYouTubeチャンネルに登場した経験があるCEOはより確実に行うことができます。
 
B2Bだけの話ではないですね。
 
個人的に気になるのは、ソーシャルメディアで評判となった場合CEOが調子に乗ってしまうかもしれない、という危険性があることですかね。
 

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2010年4月12日月曜日

PRの危機管理対策をソーシャルメディア向けにする方法

All the planning in the world won’t help you unless you have the people who can properly execute those plans.
 
 
Twitterをはじめとするソーシャルメディアの利点の一つは広告などに比べてコストが相対的に安いことで、中小や個人経営の企業にとっても入りやすいツールです(広告の代わりという意味ではなく)。
 
そんな中小の企業も規模の拡大に併せて、メッセージを拡散するためにPR代理店の活用を考えるようになるのが通例。
 
もしPR会社の採用を考えてるなら、ソーシャルメディアも含めた危機管理コミュニケーションのプランを作成すべき、というエントリがありました。
 
プラン作りをオススメする最大の理由は、先日のエントリ、「ソーシャルメディア危機管理対策が必要な7つの理由」にもありますが、
 
事故が起きてから準備するのでは遅い
危機対策のプランを立てるのは、すでに危機が発生した後では遅すぎます。伝統的なメディアの世界においてもそれではだめで、物事が何倍も早く動くソーシャルメディアではだめなのは言うまでもありません。
 
ということになります。
 
ここではPRで作成した危機管理マニュアルをいかにソーシャルメディア対応させるかに絞って抄訳にてご紹介します。
 
1. PRプランに含まれる全ての問題の見直しを行い、それぞれについてのソーシャルメディアコンテンツを準備する。例えば公式な声明へのリンクがついたTwitter用のコメントなど。(筆者注:例えば空欄にした状態でフォーマットを準備しておく)
 
2. 他のTwitterユーザーに直接対応するかを決める。もしそうするなら、どのようなトーンで行うかソーシャルメディアでの反応の仕方はPRとは異なる。(ソーシャルメディアでの)個人への直接的なコミュニケーションは、あくまでも公開の場おこなっているのです。
 
3. 会話をオフラインにするタイミングを知る。公式見解を超える内容の場合はそうなる。
 
4. Facebookでのアプローチを確立する。掲示板の投稿は永続的にあなたのブランドと繋がってしているので、それらを削除しない限り、どのように回答すべきかを理解する必要がある。仮にも回答するのでれば。
 
5. LinkedInでの対応を考える。そこではクライシスに関してのコメントは全く無いでしょうが、あなたの公式声明を会社や社員が関与している全てのグループに送る。この積極的なアプローチは、ソーシャルネットワークの最も専門的な人の敬意を得ることに繋がる。
 
6. YouTubeでのビデオでの対応を考える。多くのCEOや役員によるビデオが事前に用意された大げさな内容ではあるものの、人々と対話をしる場合、動画は直接語りかける方法のひとつです。このための準備には状況別のスピーカーの人選、撮影場所の決定が含まれます。撮影場所はいわゆる会社の収録スタジオでは無いと思います。
 
7. ソーシャルメディアでの存在感を見直し、独自の対応戦略を参加しているコミュニティごとに作成する。これにはフォーラム、ソーシャルブックマークサイト、業界向けコミュニティが含まれる。 
 
8. 従業員のことをお忘れなく。いまや彼らはみな会社の顔であり、彼らのネットワークに情報共有をしたいはずです。また彼らはシェアしやすい前向きで誠実な情報を求めるでしょう。彼らがしたくないのは問題に関する会社の不明瞭な対応です。彼らの母親でさえもFacebookに友達がいるでしょうから。 

そしてエントリのコメント欄に書かれていた追加すべきこととして、以下の2つがあります、
 
9. しっかりソーシャルサーチを行いながら対応すること
10. ソーシャルメディアでの作法を理解している適した人員の配置
 
です。 
 
4や5は日本ではね、という感じかもしれませんが、専門家であればLinkedInに登録している可能性も高いので予めリストアップしてみるのも良いと思います。
 
言うは易しで、なかなか着手できないものです。筆者もPR用に作成した危機管理マニュアルをまずレビューするところから始めたいと思います。
 

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2010年4月9日金曜日

米国以外のTwiiter利用者が増加し60%以上に:数字の背景にある「より大きな文脈」を伝えることも大切

あまり驚くに値しないデータかも、と思いつつ。
米国以外のTwiiterアカウントが60%以上になっているとのこと。
その拡大に関してのストーリが紹介されていたので、抜粋してご紹介。
2009年11月にスペイン語対応したときに、スペイン語圏の国のアカウントが即50%増えた。悲劇的なチリの震災の後には、Twitterは必要なコミュニケーション手段として使われ、登録が1200%アップし、そのほとんどがスペイン語を使用していた。コロンビアではPiedad Córdoba Ruíz のような政治家が議会選挙のためにTwitterを使い始めてから300%登録が増えた。
We made Twitter.com available in Spanish in November of 2009, and saw an immediate 50% boost in signups from Spanish-speaking countries. In the days following the tragic Chilean earthquake people turned to Twitter to establish much-needed lines of communication. Signups spiked 1200% and nearly all of those were using Spanish as their language. In Colombia, signups are up 300% after politicians like Piedad Córdoba Ruíz began using Twitter as a platform to speak to constituents.
ほかにも、インドで政治家が使い始めたり、現地の通信キャリアの協力で通常のSMS料金でTwitter使用をできるようにしたことで利用者が増えたということが紹介されています。
ただ単に、「数字が増えた」と発表するだけではなく、その背景にあるより大きな文脈、しかも生活に根差した文脈と関連付けることでTwitterが必要なコミュニケーション手段として見られていることを伝達できていると思います。 
重要ですよね、こういう情報のデザイン。 
ちなみに、tweet sentimentsを見てみると、日本のツイート数は今世界第3位のようです。タイミングによってはブラジルの上の2位になっているととも多々ありますが。  
ご参考

2010年4月8日木曜日

Twitterで映画の興行成績を予測:的中度97.3%の正確さという驚きのデータ

 
ソーシャルメディアマーケティングの基本的活動は、例えばTwitterでの会話を「傾聴」し、ユーザーからの声に対応していこう、というようなことになりますが、Twitterでの会話は業績予測に使えるかもしれない、という驚きの調査データが紹介されていました
 
調査は、HP LabsのSitaram Asur氏とBernardo Huberman氏によるもので、Twitterで週末の公開映画の興行成績を97.3%の精度で予測できる、とのことです。
 
調査対象は、
 
120万ユーザーの映画に関する290万ツイートを3ヶ月以上かけて24の映画
2.9 million tweets from 1.2 million users over three months for 24 movies
 
とのこと。
 
公開日近辺でのツイートと、公開される映画館という2つの変動要因を解析したところ、驚いたことに週末の公開成績を97.3%の正確さで予測した。一方、これまで最も基準とされてきたHollywood Stock Exchangeの、週末公開予測は96.5%の正確さである。
第二週の成績予測をするために、ポジティブなツイートとネガティブなツイートの割合を加えて算出したところ、94%の正確さで予測できた。
 
They then built a computer model, which looked at two variables: the rate of tweets around the release date, and the number of theaters its released in. Lo and behold, their model was 97.3% accurate in predicting opening weekend box office. By contrast, the Hollywood Stock Exchange, which has been the gold standard for opening box-office predictions, had a 96.5% accuracy.
To predict second-weekend performance, the authors created a ratio of positive tweets to negative ones. Then they blended that with the Tweet rate metric in another prediction algorithm. This time, the method was 94% accurate. (SocialMediaatWork.com)
 
上に引用しているグラフが、その一致を示しているものです(たぶん)。
 
このデータは映画の興行成績に特化したものですが、商品の評判に関するツイートを収集・分析することで売れ行きを予測する、ということもできるようになるかも(?)ですね。  
 
ご参考

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2010年4月7日水曜日

ソーシャルメディアに飛び込む際に必要なスキルセット

Life is much more than going to school, graduating and walking out with a great career. With so much competition, you have to work so much harder to get notice. Thank god for the internet, we can get notice at practically zero cost.

昨日のエントリ、代理店がソーシャルメディアマーケティングの業務を勝ち取る方法:自らが事例になることでも触れていますが、ソーシャルメディアのマーケターにとって重要なことは、

自分からその世界に飛び込み、「ソーシャルメディア・ネイティブ」になる

ことだと思います。

とはいえ、どのように始めればいいのか?

The Must Have Skill Sets For the New Worldというエントリがあったので、抄訳にてご紹介。

ただ飛び込むだけではなく、結果につなげることを意識しながら行動することで、有意義なソーシャルメディアライフを過ごせるようになると思います。

新しい世界に必要なスキルセット

ソーシャルメディアとWeb 2.0のノウハウ
ソーシャルメディアとWeb 2.0がどのような変化を起こしているかを知ることで、新しい経済を理解できるようになります。マーケットにおけるチャレンジと機会について考える際の競争力も高まります。

効率的に書く能力
良い書き手になる必要性は年々高まっています。多くのメール、テキストメッセージ、ブログを、これまで以上に書くようになっています。書く技術の高さは、自分の考えを伝え、ブログを書くことに役立ち、ゴールの達成を早めることになります。

仮想で、そして現実で関係性を築くこと
一人で成し遂げられる人はいません。過程において多くの人の助けが必要になります。ソーシャルなネットワークを仮想で、そして現実で築くことに時間を費やす人に機会は訪れるものです。広いソーシャルネットワークを築くことは簡単ではありません。さあ、交流を始めましょう。

ネットワークの活用方法を知る
ネットワークの知人にアプローチする方法を知ることで、彼らはあなたに機会を提供できるようになる、というのは普遍的な方法です。自分の考えを表現することを始め、あなたの周りのニッチに影響を与えましょう。うまくいくものもあれば、そうでないものもあるでしょう。でも、それが成功につながる道なのです。

インフルエンサーと近づく方法を知る
ソーシャルメディアや、メール、そして昔ながらの手段である電話などを使ってインフルエンサーに近づく術を学びましょう。多くの人と関係を築けば築くほど、より影響力のある繋がりを持つことができます。まずは試してみることです。自分でも驚くような結果に繋がることでしょう。

自分を売り込む能力
自分に興味があることや自分を差別化させることを上手く表現できるようになりましょう。それを楽しみ、自分自身であること。これは誇張せよ、ということではなく、相手があなたと対面する瞬間をいかに活用するかを学ぶことです。その30秒で成否が分かれます。

プラットフォームを持つこと
Googleにインデックスされるようなホームグラウンドを持つ必要があります。そこではあなたが全編集権を持ちます。もっとも簡単な方法はブログです。ブログをもつことであなたはエキサイティングで興味深い仕事へと飛びこむことができます。プラットフォームは必要です。

と、列挙してご紹介したほとんどが実はビジネスパーソンとしての基本だといえると思いますが、筆者自身まだまだできていません。改めて見直して邁進したいものですね。

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2010年4月6日火曜日

代理店がソーシャルメディアマーケティングの業務を勝ち取る方法:自らが事例になること



「ネット選挙運動」解禁への動きも含め、ソーシャルメディアを中心とする、デジタルでインタラクティブな取り組みへの注目は日々高っています。

そうした中、事業会社側は代理店のインタラクティブな施策の実行力についてどう考えているのでしょうか?

Frrester Researchがインタラクティブマーケティングを行う担当者に調査したデータによると、

従来型の代理店はインタラクティブマーケティングの企画・実施ができる

強く賛成:8%
賛成:16%
どちらともいえない:30%
反対:27%
強く反対:19%

 と、どちらともいえない、そう思わない、という意見が多勢を占めています。

これに対して、インタラクティブマーケティング専業の企業についてはどうか。



 
インタラクティブ型の代理店は自社ブランドのリードができる状態にある

強く賛成:6%
賛成:16%
どちらともいえない:45%
反対:25%
強く反対:8%

割合に差はあるものの、 インタラクティブ型の代理店も伝統的な代理店と似たような評価のようです。

これは筆者自身も経験的に知っていることですが、いわゆる「クチコミマーケティングができます」というような(インタラクティブ型)代理店の強みが、「自社のプラットフォーム」など特定分野に限られることが多いことと関係しているようです。

多くのエージェンシーがこの分野の専門家であると言うことを主張している一方、多くの場合彼らは特定分野における専門家なのです。だから、マーケターは消費者とのダイレクトな会話を生み出すソーシャル戦略を自ら持つ必要があり、代理店は戦略立案、インフルエンサーの特定、コミュニティやインフラ作り、分析を手助けする役回りをするのが現実的です。

While many agencies claim they are experts in the space, in most cases they are experts in their specialty area. The reality is marketers should own their social media strategy since it is about creating direct conversations with consumers, with agencies playing a supporting role helping develop strategy, identify influentials, build out communities and infrastructure and help with analytics. (forrester.com)


では、事業者側が発注先を選定する際の基準はどうなっているのでしょうか。

anderson analytics

ソーシャルメディア活動の発注先を選ぶとしたら何を重視しますか?


過去実績:94%
推薦:91%
RFP(Requirements for presentation)への回答の質:82%
コスト:80%
その会社のWebサイトの質:79%
ターゲット市場における影響力: 78%
ソーシャルメディアにおけるネットワーク力:72%
ブログの内容や質:61%
プレゼン内容:55%
ブログの読者数:39%
ソーシャルメディアにおける認定:32%
Twitterのフォロアー数:21% 

太字にしている項目に注目してみると、重要な事が見えてきます。それは、

「勝負はプレゼンをする前にすでについている」

ということです。なぜなら、ソーシャルメディアでの活動をする際に最も重要なことのひとつは、

「ソーシャルメディア・ネイティブ」かどうかだからです。

それを示すには日々の活動が必要であり、ソーシャルメディアに対して十分に土地感がある、と言える状態にまでしておく必要があると思います。

別の言い方をすると、代理店自体がソーシャルメディア活動の(成功)事例となることが最短の近道と言えます。

それを国内で分かりやすく実践しているのが、ループス・コミュニケーションズだと思います。詳細は代表の斉藤氏のブログ「ループスのB2Bフリーミアム・モデル 〜 自社ソーシャルメディア活用とその効果を公開します」に譲りますが、

広告の代替として,私自身が自ら最新ソーシャルメディア情報を発信することにしました。それがこのブログ,in the looopです。アーリーアダプターの方々が,自ら探し出して,足を運んでくれるブログとすることが唯一の目標でした。(blogs.itmedia.co.jp

Blog_2


実際ブログの訪問者の増加とともに業務の問合せも増えているということ。筆者自身、斉藤氏のブログやTwitterを読み、直接申し込んでご挨拶に伺ったクチです。

斉藤氏はこの活動をいまのBuzzワードでもある「フリーミアム・モデル」と称していますが、伝統的なPRパーソンである筆者にとっては、これはThought leadership活動であると言えます。

Thought leadership活動というのは、その業界における知見を提供し、情報源となることで信頼を獲得し、影響力を強めていく活動です。PRの世界ではその成果はインタビューや取材、講演会の依頼の獲得であり、結果としてのメディア露出などとなります。

ループス・コミュニケーションズでは現在、全社員がソーシャルメディア内で実名での発言を開始しています。これなどまさに、企業が社員の顔の見える化をソーシャルメディアで行う際の指標となる実験とであり、事業会社が発注先を選ぶ際に最も重視する「過去実績」を自ら作っているといえます

筆者のように同社の戦略に影響を受けている方は少なくは無いでしょう。
ご参考






























iPadもミキサーでブレンドしてしまいました、、、

筆者の考え方が甘かったようです。

Will It Blend?のおじさんも、さすがにiPadは大きすぎてできないだろうなw

という発言をしていたのですが、やっぱりやっちゃっていました、このおじさん。

しかもかなり強引なやり方で。

以前、iPhoneをブレンドしたときの動画をiPadで見せるオープニングなどの演出もなかなかのものですね。

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2010年4月5日月曜日

iPadはメディアの救世主ではない:iPad、NewsweekやTIMEなどの表紙を飾るも、売れているのは無料アプリ

やはりというか、当然というか、週末のiPad関連記事、非常に多かったですね。

多くのレビュー記事が出ている中、メディアも当然iPadに注目しており、Newsweekや、TIMEなどが表紙に大抜擢しているほどです。

TimeApr12 2010.jpg

さて、そんなiPadですが、メディア・パブにも、「iPadになびく新聞、雑誌、テレビ放送」と書かれているように伝統的メディアからの期待も多いと思われます。

ではいったいどんなアプリが人気なのか?

そのスナップショットがこちら。

左側が有料アプリのトップランキングで右が無料のランキング。

一目瞭然ですが、人気のメディア系コンテンツは全て「無料」です

もちろんフリーミアム的な観点もあるでしょうし、iPadでは広告もインタラクティブになるなど、新体験が生みだす変化には期待できると思いますが、メディアの救世主ではないと思います。

そんな趣旨のエントリがあったので抄訳にてご紹介。

iPad以前にも、「__はジャーナリスムを救えるか?」というような見出しは何度も見てきたし、そのような救世主がいると信じられている。

"Before the iPad came into our sights, there was already a series of headlines and desperate passages: will ______save journalism? There's this search for the savior, and the belief that there is one," Rosen said.

 
しかし問題はガジェットではなく、コンテンツなのです。詳しく言うなら、コンテンツをいかにブログやTwitter、FacebookやYouTubeに適応させていくかです。そう、伝統的メディアはコンテンツ、すなわち情報が豊富で、価値の高い、民主主義に不可欠なものをを生み出す存在です。しかし、彼らの多くは、より大きなニュースのエコシステムに適合することに失敗しています。そしてそのエコシステムはニュースを生み出す少数精鋭だけではなく、それを消費するオンラインのマスによって加速度的に増大しているのです。

But as we've noted before in this blog, it's not just about the gadget, it's about the content. Or, more specifically, how the content adapts and evolves in our blogging, tweeting, Facebooking, YouTubing times. Yes, the so-called legacy media companies (print, television, radio) create content -- informative, valuable content, many of it crucial to our democracy. But, for the most part, they fail to realize how their content fits in a larger news ecosystem, one that's being increasingly driven not just by the select few who create the news but the online masses who consume it.

インターネットは、コミュニケーションを通じて知識をシェアすることを無料にしました。情報シェアの限界原価はゼロなのです。ジャーナリストはどうすれば付加価値をつけられるかを問わねばなりません。

"The Internet provides the means for communities to share what they know. At no cost. The marginal cost of sharing information is zero," Jarvis said. "We as journalists then have to ask how we add value to that."

私たちは変革の時にいます。「メディア(media)」のなかの「私(me)」が絶え間なく、効率的にその力を誇示するエキサイティングな時代に。メディアの変革は、この現実を理解することにかかっています。美しく輝くiPadではなく。

We're living in a transition stage -- a very exciting time in which the "me" in "media" continually and more effectively flexes its muscles. The media's resurrection depends upon its understanding of that reality. Not on the shiny new iPad.

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2010年4月2日金曜日

メールをとるかSNSをとるか、究極の選択(?)の勝者はメール:Windows Live Hotmail teamによる調査

You’re still very attached to your personal email accounts

以前お呼びいただいた、「マーケターから見たオバマ - 「YouTube時代の大統領選挙」出版記念イベント」で、著者の大柴ひさみさん(@hisamioh)が、 

子供とのコミュニケーションはFacebookで、メールは使わなくなった。「Facebookのメッセージ見てないの?」と言われてしまう

実というようなことをおっしゃっていました。

確かにTwitterやFacebookなど、周りの人とコミュニケーションする手段は増え、メール一辺倒ではなくなっています。

実際にメールの使用は減っているのでしょうか?。

メールサービスが必要な理由をデータで示すWindows Live Hotmail team による調査データがあったのでご紹介。

究極の選択
Graphic comparing communication choices

メールをとるか、Textメッセージ(SMSなど)をとるか

メールをとるか、チャット/インスタントメッセージをとるか

メールをとるか、SNSをとるか

メールの圧勝、ということでしょうか。

変なことを言うようですが、この究極の選択を、「電話をとるか、メールをとるか」に置き換えたらどうなるのか、ちょっと興味あります。

使い分け 

Illustration of the percentage of social networking and email contacts overlap

SNSやTwittterなどでは、興味が同じ人と繋がっていますが、住所もメールアドレスも知らないケースが多いと思います。上のチャートを見る限り、メールでコンタクトを取る人と、SNSでコンタクトを取る人の重複は大体40%以下、ということになります。  

Social networking and email are pretty distinct. (ソーシャルネットワーキングとeメールとは異なる存在である。)

メールを使う理由 

List of 10 reasons people use email

1. オンラインで買い物をする
2. 口座情報や請求の確認
3. ニュースレターやプロモーション情報を得る
4. プライベートなコミュニケーション
5. 真面目な相談
6. 自分の写真や文書を送る
7. SNSからのアラートを受信する
8. 知り合いとのイベント企画
9. イベントや活動のお知らせを受け取る
10. 求人情報

昨日こんなことをつぶやいたわけですが、それと同じということですね。

ブログは死なないけど、主役ではなくなったんだな〜、と思ってみたりした。伝統的メディアだけの話ではないですね。

ご参考

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2010年4月1日木曜日

仕事をシンプルにするための13のティップス

Zen by zenonline. 

via Flickr

昨日、第1回 Ogilvy Japan Blogger Gathering 「デジタルで何が変わる」 に参加させていただきました。

そこでも語られていたのは、ソーシャルメディアやデジタルメディアに消費する時間の増加。筆者自身、興味に駆られ、ソーシャルメディアに使用する時間は増えているものの、本当にやるべきことができているのだろうか、と自問したくなることがあります。

今日は4月1日、新生活のスタート。

ということで、時間を有効活用するためのTisに関するエントリを抄訳にてご紹介。自戒も込めて。

早く始めること:電話や、会話、ミーティングなどが始まる前、静かな時間から仕事を始めるのは私のお気に入りの一つ。平和な気持ちで多くのことをすることができます。皆が仕事を始めるまえに2-3の大きなタスクを終了させてることができます。

時間制限を設ける:皮肉なことに、長時間働くことで多くのことが成し遂げられると思っている人が多い。そうではなく、例えば1日に6-7時間と制限を決めてその中で重要なことだけをする。制限があることで重要なタスクを先に終わらせる、というように効率的にならざるをえません。

リスト化する:まずやるべきことすべてをリスト化し、それからどうしても終わらせたい1-3のタスクに絞りこむ。メールやオンラインに目を通す前に最も重要なタスクから手を付け始めること。

気晴らしはまとめて:ブログやTwitterなどを気晴らしにしている人もいると思いますが、その時間を例えば午後3-4時以降などの遅めに設定する。気晴らしの時間をまとめることで、仕事を優先しながらも、その時間を楽しむことができます。もしくは1時間毎に10分以内にする、などです。

メールは短く:メールの分量を3-4行以内、と制限することで大きく変わります。メールを書いたり返信する時間の節約になるだけでなく、読む時間を減らすことにも繋がります。(筆者注:お互い短いメールを書く、という文化が成立すれば、だと思います)

ミーティングを短く:短いほどいいです。Googleのトップマネージメントには5分でミーティングを終わらせる人もいます。そのためにはミーティング参加者の誰かがきちんと準備し、簡潔にする必要があります。

自動化:繰り返しやルーチンの仕事が少ないほど、クリエイティブで大切な仕事に時間を使えます。どんなことでもいいので、できるものは自動化しましょう。

ペーパーワークを減らす:できるだけデジタルで処理し、コピーやファイリングを減らす。これは長期的に取り組むべきこととも言えます。

机をきれいにする:これは数分でできます。必要なものだけ机にだし、他のものは全て、ファイルする、適切な人に渡す、引き出しにしまう、もしくは捨てるべきです。即決し、すぐ仕事に戻りましょう。

退社する:もし早くオフィスを出られれば、大切な仕事に時間を使えます。インターネットを閉じ、仕事をしてからまた立ち上げてメールなどをする。家で仕事をするのも選択肢の一つです。

一呼吸置く:15-20分に一度、席を立ち、一休みすること。オフィスを歩き回り、誰かに挨拶したり、新鮮な外気に触れたり、首や肩をマッサージするということも良いでしょう。

集中への儀式(リセット):1-2時間に一度、集中するための儀式を行うこと。ブラウザをとじ、アプリケーションを終了させ、少し歩くなどして頭を空にして血流を良くします。デスクに戻り、メールなどに戻り前に重要なタスクにとりかかります。

クリエィティブな時間をまとめてブロックする:これができない人もいると思いますが、3-4時間クリエィティブなことや、重要なことのための時間をブロックします。これを邪魔するものに対しては心を鬼にして受け入れず、自分のやりたい仕事を楽しみましょう。

これら全てをやる必要はなく、できること、自分に合ったものから一つだけでも実践してみましょう。

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