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Brand Indexの調査結果によると、フォードが2009年にもっとも進歩したブランドと評価を受けたそうです。ちなみにフォードは、昨年のBiggest Improvement in BUZZでも首位に輝いています(Buzzは安く作れる、というのは幻想)。
また、フォードの経営経営陣は多忙なデトロイトショーの合間を縫って、ツイッター対談などをはじめとするソーシャルメディア活動を丸一日実施したようです。
倒産した他の自動車メーカーをしり目に、自力での業績改善を続けるフォードが高く評価されるのは当然といえば当然ですが、なぜここまでソーシャルメディアに注力するのでしょう。
我々は法外ともいえるほど長時間を車の中で過ごしている。ある専門家は3時間以上というのが今日のスタンダードWe spend an inordinate amount of time in our vehicles. By today's standards, some experts believe that number exceeds three hours per day.(Advertising Age)
人が時間を費やすところに商機あり、ということでしょう。
事実、フォードは、
One Fordというグローバル展開する車の一部にSyncというというドライバーが車の中で音楽、エンターテイメント、コミュニケーション、情報にアクセスできるテクノロジーの話をし、「アプリケーションなどもホストする」と語っている。またOne Fordの第一弾の車として販売されるFiestaは広告費の25%をインタラクティブにシフトするという。(Ad Innovator)
という新規軸を打ち出している。
もちろんここでのコンテンツ購入や、オンラインサービスの購入、ということも考えられますが、さらに位置情報とのリンクを視野に入れると、最寄りのショップのリコメンドなどをナビゲーションを通じて提供することで、ペイパークリックのような広告ビジネスに発展することも十分可能です。
この業界に従事していたものとして、事実こういった議論が代理店との間でもう何年も行われてきている、ということは保証します。I assure you, as someone who worked on their business, those debates have been actively taking place among their agencies for years.(Advertising Age)
次の自動車産業の成長機軸としてこの分野を育て、自動車メーカーの決算報告書に「車載広告システムからの収入」が記載される日が来るのかもしれませんね。
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