2010年1月27日水曜日

ソーシャルメディア企画の際に確認したい大原則と9つの質問

週刊ダイヤモンドのTwitter特集の売れ行きがよく、増刷されたことが話題になっているようですね。

「ユーザーも増えているし、そろそろわが社でもツイッターでつぶやき始めてもいいタイミングだな」

と思われている方もいるかと。

もちろん是非是非、というところですがその前にちょっと冷静になってみましょう、というエントリがあったので抄訳にてご紹介。

その手法は、これまでの戦略に即したものですか?
Does this tactic support an existing strategy?

手法(戦術)はアイディアであり、プログラムではない。「Facebookを活用しよう」という宣言以上のものでなければ、適切な仕事をすることはできない。
A tactic is an idea – not a program. It takes more than the declaration, “Let’s get on Facebook!” to get the job done, properly.

全くその通り。

ではもう少し具体的に検証してみましょう。

まずは戦略ありき
アイディアは手法の一部であり、手法はプログラム(企画)を形成するものとなり、戦略をサポートする。いくつもの戦略が最終的な目的達成をもたらす。まずは目的から手法までそのアイディアが適しているかを検証してください。

Strategy First
An idea is part of a tactic, which form programs and supports strategy. A series of strategies support your objective. Start at the top [objectives] and work your way down [to tactics] to see if and where the idea fits into your plans.

そこで確認されたアイディアがどれだけ素晴らしいものであっても、それを実際に機能する実施企画に仕上げるのは至難の業。そこで試してみたいのが次の9つの質問。

アイディアを実施可能なプログラムに変える9つの質問
 1. なぜ?目的は?(ゴール)
 2. 何をするのか?(アクション)
 3. どこで?(顧客のいるところ)
 4. 誰に対して? (対象)
 5. 何について?(製品/サービス/プログラム)
 6. 測定方法は?(測定基準)
 7. 何を通じて?(媒体/場所)
 8. 何を伝えることで?(メッセージ/コール・トゥー・アクション)
 9. いつ?(具体的なタイミング)

9 Questions To Transform Ideas Into Actionable Programs
 1. Why? Objective? (goal)
 2. What to do? (action)
 3. Where? (customer location)
 4. Among? (audience)
 5. About? (product/service/program)
 6. Measured By? (metrics)
 7. Through? (vehicle/venue)
 8. By Saying? (message/call to action)
 9. When? (specific timing)

ソーシャルメディア企画以外のことでも使える王道の考え方ですね。この9の質問を埋めて文書化した例が以下の画像。

確かにこれだけでちょっとした企画書ですね。筆者も試してみたいと思います。

Posted via email from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点

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