2010年12月6日月曜日

ソーシャルメディアで最も効果的なマーケティングコミュニケーションは「普段の会話」:Stream marketing が今度重要に

  "May the 4th Be With You."


これは、BlackBerryのTwitterアカウントから、5月4日の「スターウォーズデー」に発せられたもの。BlackBerryとスターウォーズには実際これといった関係がないにもかかわらず。

この投稿は15万人にリーチし、その98%がポジティブな反応で、ほとんどのツイートがブランドをポジティブに関係付け、15%のフォロアーの増加につながった。(BlackBerryのGlobal Digital VPのBrian Wallace氏)

このエピソードは、Advetising Ageの「FacebookではRelevanceが再定義されるかも」という記事に紹介されていたものです。

What are you doing this weekend?
What is your ideal vacation?
What's your favorite movie or book?

記事では、実はこういった普段の会話が最も大きな関与(Engagement)を生む、と書かれています。

実際に、ソーシャルネットワーク上の多くの人はあなたの製品について話したいわけではなく、単に話がしたいのです。ブランドをソーシャルメディアで語る際には、会話的な雰囲気が必要なことは以前から理解していたものの、実に会話的であることに驚かされます。ソーシャルネットワークサイト上で最も効果的なマーケティングコミュニケーションが、シンプルで、ランダムで、暦と関係した陳腐な発言や質問、ブランドとは無関係の思いつきの質問、などであることが次々と証明されています

11月11日の復員軍人の日にFacebookで行ったBlackBerryのシンプルな投稿は、8,000近くのLikeと550のコメントを生んでいます。

同じような例が、OREOのファンページからも紹介されていました。

フォークや他のものを使ってオレオを飲み物に浸して食べた(Dunk)ことはありますか?> 8,200のLike! と2,300のコメント
 
どんなフレーバーでもいいので、オレオの新フレーバーを作るとしたら何にしますか?> 7,100のLikeと12,500のコメント
 
抜き打ちテスト:Twist、lick、それから...>6,500のLikesと6,200のコメント

たしかに驚くような数字がシンプルな投稿に対してつけられています。

8,000人にブランドのために何かしてもらうことは実際簡単ではありませんでしたが、TwitterやFacebookはそれを変えるかもしれません。

ファンページの数が多いので(BlackBerryが約390万、OREOが約1500万以上)、割合としては大きくはありませんが行動を起こした人の絶対数を考えると、やはりこれはすごいことだと思います。

記事には他にも印象的な言葉やフレーズがあったので最後にまとめてご紹介。

"Stream marketing" が今度重要になる。

コンテンツは会話的なものに向かうべきだ。

見た目は行き当たりばったりに見えるメッセージが、結果的には企業ブランドや行動の目標にどれだけ貢献するかを理解できるようにならなければならない。

Facebookのファンには何の意味はない。Facebookのファンに何かしてもらうことに意味がある



2010年12月2日木曜日

Lady Gagaらが参加する世界エイズデーのキャンペーンが始動:その名もDigital Death Campaign



キャンペーン名はなんとDigital Death Campaign

「私たちはいわばこう言っているのです:我々(の祖先)が生まれた地での、何百万もの人の死より、なぜ一人のセレブリティの死がとても気になるのでしょう」 Leigh Blake氏(Keep a Child Aliveの代表/共同創設者) (Associated Press)

まさに、セレブリティの死ということですね。
キャンペーンサイトには、キャンペーンにデジタルの命を投じたセレブ達、どのくらいの寄付が集まったか、ソーシャルメディへのボタンが表示されています。

多くのセレブが動画のメッセージも作っています。

こちらはAlicia Keysのメッセージです。


アフリカやインドでHIVやAIDSに苦しんでいる何百万ものリアルな人々の命を救うために、デジタル上の自分の命を犠牲にしました。私のデジタルの命を買い戻すために十分な募金が集まるまでは、TwitterやFacebookは更新しません。

キャンペーンサイトのURLは、http://buylife.org/

セレブリティが「募金して」ではなく、「自分の命を買い戻して」と訴えるのはメッセージとして強力ですね。
 
ちなみにLady Gagaの最後のFacebookのメッセージはこんな感じです。


寄せられているコメントは、GagaへのLoveを伝えるものや募金したという報告に加え、それよりアメリカ国内の問題に目を向けるべきだ、というようなものも見受けられました。








2010年11月29日月曜日

世界エイズデーに、Lady Gagaらセレブがソーシャルメディアを活動停止:チャリティと連動させたキャンペーンに隠された意味



12月1日は世界エイズデーということで、様々な取り組みがニュースになっています。

海外ではソーシャルメディアを使う著名人が、チャリティーのためにFacebookやTwitterでの活動を休止するそうです

募金が100万ドル集まるまで。

アースデーに「ライトダウン」を行うのは恒例化してきているようですが、「いつもあるものを無い状態にする」という意味ではこれも似ていますね。ただ、寄付金が一定額に到達すると再開する、というのはGrouponに代表される共同購入とセールの成立の関係を彷彿とさせる、とてもうまい試みだと思います。

Keep a Child Alive共同創設者であり、グローバルアンバサダーを務めるAlicia Keysの呼びかけによるものらしく、参加するのは

Lady Gaga
Justin Timberlake
Usher
Jennifer Hudson
Ryan Seacrest
Kim and Khloe Kardashian
Elijah Wood
Serena Williams
Janelle Monae
Swizz Beatz
とのこと。

Lady GagaAlicia Keysの2人だけでもTwitterのフォロアーが1000万近くいる、という状態ですから、凄いです。

そのAlicia KaysとKeep a Child Aliveの代表/共同創設者のインタビューがなかなか興味深いので最後にご紹介。これを読むとこのキャンペーンのもう一つのメッセージが明らかになります。

「私たちが常に"on"しているメディアを使うことはとても重要で、いいやり方」 Alicia Keys氏

「これは直接的で、感情に訴えてくる方法。そして人の関心を引く方法としては少し皮肉っぽくもあります。」 Alicia Keys氏

「私たちはいわばこう言っているのです:我々(の祖先)が生まれた地での、何百万もの人の死より、なぜ一人のセレブリティの死がとても気になるのでしょう」 Leigh Blake氏(Keep a Child Aliveの代表/共同創設者)

2010年11月25日木曜日

Facebook Messagesの取得方法と実際の機能



先週発表された、Facebook新サービス"Facebook Messages"。

メールとFacebookユーザー間メッセージ、SMS、各種チャット専用クライアントをひとつにまとめたもの(gizmodo.jp)

とのことですが、実際どのような体験になるのでしょうか?全体に展開するのに数ヵ月かかる、との話ですが、そのスクリーンショットが公開されていたのでご紹介。

1. まずは招待状をもらうところから。
上の画像は申請後の画面ですが、ここで受付をしています。申請後はしばし待つことになります。

2. アップデートのメッセージを受信
その後、メッセージのアップデート準備ができたことを知らせるポップアップが表示されます。


3. メールアドレス設定
@facebook.com のアドレス設定を行います。現在のユーザー名をベースに選択肢が表示され、任意入力でのアドレス設定もできるようです。


4. 受信Boxの変化
何がどう変わるのか、ですが、まず変化するのが"Messages"の個所の表示。従来の"Messages"と"Updates"が、"Messages"と"Others"に変わります。知り合いからのものが"Messages"に、それ以外の例えばLikeしたファンページやグループからのお知らせなどが"Others"に振り分けられます。


5. 同じ会話をMessagesでもチャットでも。



予告通り、メッセージの統合サービスということで、同じ会話をチャットの機能からもできるようです。携帯と連携させればSMSも統合可能とのこと。


6. 会話の機能拡張
会話の楽しみ方自体がMessagesではパワーアップされている模様。スクリーンショットからははっきり分かりませんが、会話に他の人を加える、自分が抜ける、会話を転送する、等ができる模様。アーカイブやスパムに追加、という機能もあるようですね。


7. プライバシーは?
デフォルトでは、@facebook.com のアドレスは通常のメールアドレス同様、誰とでやり取りできるようですが、プライバシー設定を変えることで、「全てのユーザー」、「友達の友達」、「友達のみ」に変更が可能、とのこと。


はやく自分のアドレスを取得して使ってみたいものですね。















2010年11月24日水曜日

今年のクリスマス、アメリカの子供に一番喜ばれるプレゼントはiPad



クリスマスの話題が盛り上がってきましたね。

季節の話題に合わせて調査を実施し、露出を得るのはPRの基本的手法ですが、ニールセンの調査によると、アメリカ人の子供に今年一番喜ばれるクリスマスプレゼントはiPadになりそうです。

上の図がその結果ですが、10月に行われた「これから半年の間で買いたいものは?」という質問に、6-12歳の子供の31%が、iPadと回答しています。

2位以下も

Computer
iPod Touch
Nintendo DS/DSi/DS Lite
Sony PlayStation 3/PS Slim
Smartphone (non-iPhone)

と、ゲーム、家電製品がズラリ。

13歳以上になると、

Computer
Television Set
SmartPhone (non-iPhone)
iPad
Blue-Ray Player
E-Reader

と、家電中心に変わりはないもののゲームからの卒業(?)を垣間見ることができます。



日本で同じような調査をすると、どうなるんでしょう?

アメリカではiPhoneでないスマートフォンの人気が高くなっているようですが、日本の子供は「ケータイ」や「iPhone」が上位なのかな。
ご参考:












2010年11月18日木曜日

Facebookでの炎上、ファンページを放棄しても逃げられない:認識しておきたい実名だからこその怖さ

"We put some time into rewrites, you should compensate me! I never charge young writers for advice or rewriting poorly written pieces, and have many who write for me… ALWAYS for free!"


私たちはリライトに相当な時間を費やしてるのだから、あなたはそれに対して対価を支払うべきだ!私は若いライターへのアドバイスや下手な文章のリライトに対して請求したことはないし、私のために記事を書いてくれるライターはたくさんいる、「常に」無料で!

と、いきなり過激な感じで始まりましたが、これはフードライターのMonica Gaudio さんが、自分の書いた記事が無断でCooks Sourceという雑誌に掲載されていいるのを知り、その理由を尋ね、謝罪とColumbia Journalism Schoolへの$130寄付を求めた際にCooks Source誌から受けた回答です。

Cooks Source誌のコメントには次のようなものもありました。

でもMonica、webは「パブリックドメイン」だと考えられているわけだし、私たちがあなたの記事の全てを掲載せずに、誰か別の人の名前を署名として入れなかったことをありがたく思った方がいい。

この対応をMonicaさんが公開したところ、Cooks Source誌のFacebookファンページ(注:こちらは新ページ)には非難が殺到。数百人規模の「ファン」が数日のうちに数千人にも膨れ上がり、他の記事のネタ元まで公開される始末。その中には、NPRMartha StewartFood Networkのような著名なサイトも含まれていたそうです。

 


ついにファンページを放棄して新たなファンページを立ち上げたものの「ファン」も一緒に移動(現在6000名強のファン登録)。





(旧・新) via davefleet.com

定番といってもいいかもしれませんが

誹謗するコメントは削除する
という強硬姿勢を打ち出し悪化、ついにはWashington Postthe Guardianなどでも取り上げられる事態となりました。

引用しているエントリでは、

1. イリーガルなことをしていないか確認しましょう。
2. モデレーションポリシーを作りましょう。
3. 一般的なものとソーシャル向け両方の社員教育を行いましょう。
4. 攻撃的なあるいは守備的な対応は避けましょう。今回のケースでは初めに謝罪をしていれば終息していたはず。
5. 繰り返しの議論から離脱する時を見極めましょう。議論に勝とうとするのではなく、公式見解を貫きましょう。

と締めくくられています。

筆者がこのケースで感じたことは、Facebookが日本で浸透すれば、実名だからこそ炎上に対して面と向き合わなければならない局面が増えるのかな、ということでした。

Facebookのように、実名だからこそ推奨される情報が信頼できるという側面は、企業にとってもありがたいものだと思います。

一方、匿名で通りすがりのように暴言を吐いていく人も多いこれまでの炎上と異なり、実名で責任を持った(多くの)発言者に対峙するときもきっと来ると思います。もちろん、匿名でも実名でも対応の基本は変わらないと思いますが、これまでの炎上とは異質の、迫るものがあるように想像されます

そんな時、ファンページを閉鎖しても(作り直したとしても)、逃げることはできません。真摯に向き合わなければだめでしょう、企業側も顔の見える(比ゆ的な意味)対応をして



ご参考

















2010年11月16日火曜日

アメリカのティーンが考えたFacebookでのトラブルを回避する方法:Super-Logoffと投稿の削除



これはちょっと大人の社会にも無関係ではなさそう。

アメリカのティーンの女子が、Facebookで生じるトラブルを避けるためにとっている方法に関するエントリがあったのですが、実に興味深い内容でした。 

取り上げられていたのは2人のケース。

"Super-Logoff" を使うMikalahさん
MikalahさんはFacebookを使っていますが、彼女はログアウトするときに、アカウントを停止(deactivate)させます。彼女はこのことがアカウントを抹消するわけではない、ということを理解しています - これがポイントです。彼女が再びログインすると、自身のアカウントとすべての友達とのつながりを元に戻すことができます。 しかし、ログインしていない間は、彼女の掲示板(wall)にメッセージを書いたり、非公開のメッセージを送ったり、彼女の情報を見たりすることが、誰もできなくなります。彼女がログインすると、彼(女)らはそれらすべてができるようになります。
これは"Super-logoff"と呼ばれています。

すべての情報を消去するShamikaさん
ShamikaさんはFacebookのアカウント停止をすることはありませんが、掲示板の全メッセージ、ステータスの更新、Likeを投稿後速やかに消去します。彼女は次の更新をする際に、以前の更新情報を消去します。彼女は友人からのコメントを読んだ後、それを削除します。Likeをするときは友人がそれを見られるように数日たってから削除します。なぜコンテンツを削除するのかを聞くと、疑り深そうな目で見て「ドラマが多すぎるから」と答えました。
さらに詳しく聞くと、人々はとても騒々しくて、書いたことが原因で面倒なことが簡単におきてしまう。自分でも書いたことを覚えていようなものでも。だったら、その都度削除したほうがいい、と答えました。
両者に共通しているのは、実際の自分が不在の間デジタル上に残るもう一人の自分をいかにコントロールするか、ということす。

Super logoffを使えば、Fecabook上に残されるデジタルな自分を他人からアクセスできなくすることになりますし、コンテンツを削除すれば、そのとき必要な情報だけに留めることができます。

多感なティーンだからこそ生まれる面倒ごとはなんとなく想像できますし、Facebookを自分だけ使わない、というわけにもいかなそう。そうした環境下で、いかに身を守るかを考えて生まれたやり方なのでしょう。

こういうこともソーシャルメディア時代を快適に過ごすための秘訣といえそうですね。



ご参考









Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...