2011年7月25日月曜日

Facebookが始めると噂されているニュースサービス"Facebook editions"は、「シェアの法則」を実現するもの:共有を加速するキラーコンテンツとしてのニュースサービス




"Like"ボタン等のFacebookとの統合を開始した2010年以来、メディアサイトへのFacebookからのトラフィックは平均で300%以上増加しているという数字をFcebookは公開していますが、メディアとの関係をさらに推し進めようという動きがあるようです。
少し前のニュースになりますが、Forbesの報道によると、

Facebookは、複数のニュースサイトに"Facebook editions"を作るように依頼している。これは基本的にはFacebook上で読み、消費できるアプリ版のニュースサイトになる。

とのこと。

すでにCNNやthe Washington Post、The Dailyなど10前後のニュースサイトが参加を予定しており、早ければ9月には最初のFacebook editionsがローンチされるそうです

これに対し、Facebook側は、

現時点ではお伝えすることはありませんが、世界中に人気メディアサイトは、Facebookと連携しており、連携をよりよくする方法を定期的にパートナーと協議しています。

と、ニュアンスとしてはYesなのかなー、という感じの回答をしています。


・ソーシャルネットワークは現在「転換点」にある。次の5年間のトレンドは、繋がりの数ではなく、その上で何を築くことができるかになる。
・次の5年、Facebookにとって重要となる指標は、人々が得た価値の量、費やした時間、アプリの数、動かした経済などだ。
・共有をする人の割合は、指数関数的な割合で増加している。前年と比べ、一人当たりの共有量は約2倍。少なくとも今後2年間はこのトレンドが続くと思われる。
・われわれは(共有の成長に関する)指数関数カーブの「屈曲部」にいる。今後開発される機能は、共有に指数関数的成長をもたらす。

このように書かれているように、Facebookの次の成長の指標が繋がりの数から共有の数にシフトしようとしていることと、このFacebook editionsの動きは呼応しているといえます。

これまで、メディアサイトへのトラフィックを誘導する役割を行っていたと言ってもよいFacebookが、どのような取り決め(特に金銭面)で、このプロジェクトを進めているのかは分かりませんが、 この動きが本当なら、メディア以外の企業との関係も変わっていくことになるのでしょうか?

注目しておきたい動きですね。

ちなみに、ザッカーバーグ氏の発言に関してはloopsの斉藤さんの記事「ポスト・ムーアの時代。シェアの法則が加速するパラダイムシフトとは?」やTechWave湯川さんの記事「「もはやユーザー数に意味はない」FacebookのCEOが提唱する「シェアの法則」」が読み応えがあるので、まだの方はぜひご一読を。















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