2011年2月4日金曜日

メッセージのコントロールというInfographicsの価値:昨年3400%成長を遂げたFoursquareのInfographic



このinfographic自体が公開されたのは先週なのですが、防備録をかねてエントリ。
昨年の3400%という驚異的な成長をみせたfoursquare。Facebook Placesというライバルの出現にもかかわらず成長を続け、現在600万のユーザーがいるそうです。

それにしてもこのinfographicは何というかネタの宝庫という観があって面白いです。

例えば、

2010年にはトータルで3億8157万6305件のチェックイン
チェックインされるのが多いのはお昼と夜の飲食店
宇宙からのチェックインが1回
チェックインされた駅の1位がニューヨーク・ペン・ステーション、2位が渋谷駅、3位が新宿駅
などなど。

国際宇宙ステーションからのチェックインについては、筆者もこのブログで取り上げた、スペースシャトルのバッヂがもらえるユニークな企画でした。


さてこのinfographic、公開されたのがfoursquareの公式ブログで、それが今回取り上げた理由の一つです。 

というのも以前、「ソーシャルメディア時代の広報ツールとしてのinfographic」というエントリを書いたことがあり、それを実施している事例だったからです。

infographicはソーシャルメディア時代の企業広報でスタンダードになりうると思う理由を前回書いたのですが、

1. マスメディアからではなく、主にソーシャルメディアから情報収集をする人の割合が増えてきている。
2. わかりやすく図解を交えて伝える「池上解説」がいま非常にもてはやされているように、情報を整理して理解するのが簡単ではない。
3. 同時に、多くの企業の事業内容は複雑化(一方でコンペティターで一方で協業など)していて、一言では説明できない。
4. 数字や歴史など、主に広報部門で取りまとめている「事実」情報をベースに構成されている。
5. オンライン上の情報発信者は、自分のブログなどに張るだけで済み、同時に情報量も豊かなコンテンツを求めている。
最近はこれに加えて、
6. 企業がコントロールしたメッセージを伝えやすい

というのがあるのかな、と思い始めています。特にソーシャルメディアでは多くの人を介して情報が伝わるので、(誤解などを生まないためにも)コントロールを効かせられることのメリットは大きいといえます。

コストが数十万かかるようですが、ここぞ、というタイミングのネタであれば、その価値はあるかもしれないですね。



ご参考:












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