2013年4月8日月曜日

Facebook Homeが広告やアプリに及ぼす影響



先週発表されたFacebook Homeは、「Androidを Facebook 携帯に変えるホームアプリ&UX」ということで、ライバルともいえるGoogleが作り上げたモバイルプラットフォームをそのままFacebook仕様にしてしまおうという内容でした。

さて、Facebook Homeは今後どのような影響をもたらすのかについて、いくつかのメディアが取り上げていましたが、Adweekの記事を紹介。

Facebook Homeは広告データの観点から大きな機会である一方、ブランドやメディアのアプリにとっては悪影響をもたらすだろう、というのが記事の概要。
InstagramやCamera、MessengerなどのFacebookのアプリはAndroid携帯に組み込まれる。TwitterやGoogle Mapsなどのサードパーティアプリは、利用可能だが、アクセスまでに数回スワイプする必要があり、プレゼンスを失う事になる。
Facebook Homeのアプリロンチャーにショートカット登録をすればいい話ですが、Facebookが所有するアプリの優先度が高まり、他社のアプリを利用するのは煩雑になるのは確かでしょう。

では広告に関してはどうか。


グローバルベースでみれば、Androidは最もシェアが高いOSなわけで、Facebookのモバイル広告におけるFacebook Homeの役割にも期待がかかるところだと思います。

カバーフィードは、Facebookが提供しているニュースフィード広告に新しい機会を提供するかもしれない。 
それだけではなく、Facebook Homeはモバイル広告の究極の理想形になるかもしれない。 
携帯オペレーター以外追跡できない利用者の位置情報を常に把握できるようになり、新しいチャットヘッドや通知はロケーションベースの広告表示を可能にする機能を提供するでしょう(それは通信キャリアにはできない)。
もしFacebookが位置情報に合った広告メッセージをタイムリーに配信することができれば、それは彼らが長年追い求めてきたGoogle AdWordsに相当する「金のなる木」をFacebookにもたらすことになる。
Webの広告がモバイル、それもAndroidへのシフト続ける中、プライバシーの問題ははらみつつも、実現の可能性がありそうな話ではありますね。
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