多くの人が理解しているように、ソーシャルメディアとSEOは繋がっています。
が、両者の関係が日々複雑化していることもあり、それがどのように繋がっているのかを整理しきれない、というのが実情だと思います。
そんなソーシャルとSEOの今後のあり方についてまとめているエントリがあったのでご紹介。
ソーシャルとSEOについて考える際にまず注目したいのが現在のGoogleの検索結果画面。
この検索結果画面に合わせて、伝統的なランキングの最適化と、検索結果画面での表示最適化の2通りにSEOを分けることができます。
上の図は検索結果画面を整理したものですが、この例を見ると分かるとおり、検索結果は様々なオプションが用意されており、Google+の登場によって個人に紐づいた情報の表示が増えています。
その結果として、いわゆる従来の検索ランキングの占める割合が低くなっていることが分かります。
こうした検索結果画面の変化を踏まえ、ソーシャルとSEOの戦略を考える際にポイントとなることが3つあるとされています。
1. (ツイート、いいね、Googleの+1など)ソーシャルなシェアはGoogleのランキングアルゴリズムに影響を及ぼしていますが、そのインパクトは正確に把握できません。
2. 一方、ソーシャルメディアのコンテンツや共有は検索結果画面の「表示視認性」において明確にインパクトを及ぼしています。Google+やブログのコンテンツは定期的にインデックスされ、検索結果画面の通常枠、パーソナライズ、時間別、ソーシャルなサブ枠に表示されます。
3. SEO戦略を考える際にユーザーの行動や好みは重要な要素となります。検索結果画面における「表示視認性」の重要性については、ユーザーがGoogleにログインしているかどうかに大きく左右されるため、ターゲット市場がログインしていない、活発に活動していないということであれば伝統的なSEOで十分と言えます。
確かに検索結果画面に露出される機会は多様化しており、それぞれの機会を最大限活用して、ランキングだけでなく「面をとる」ことができれば、より発見されやすくなりますね。
では、そうするために何が必要か、について10ステップが紹介されていましたので、抄訳にてご紹介。
1. Google+のボタンをブログや、最も共有されるページに設置。全ての人気があり、適切なソーシャルプラットフォームでの共有をできるだけ行いやすくする。
2. Google+の企業ページを作り、コンテンツをそこに共有する。
3. Google+にキーワードが最適化された、オリジナルのコンテンツを書く。
4. Google+での共有やオリジナルのコンテンツは、企業のGoogle+ページが多くのユーザーにサークルに入れられるかどうかによるため、Google+コミュニティーを作る努力は重要。
5. コンテンツに+1をするように促す。
6. ソーシャルなシェアがあなたのコンテンツへのリンクがされるなら、Facebookとtwitterでの積極的な活動は有益である。SEOの観点からはリンクは共有よりもより重要なソーシャルメディア指標である。
7. 企業概要のような、ソーシャルメディアで共有されにくいコンテンツは、伝統的な方法で最適化されるべきである。ソーシャルな共有を図っても意味がない。
8. 逆に、ブログの投稿のようにソーシャルに共有されやすいものはソーシャルメディアで積極的にプロモートされるべき。
9. あなたのターゲット市場が、ソーシャルメディアに非積極的か興味がなければ、ソーシャルメディアでのコンテンツ共有に力を注がずに、伝統的なリンクの獲得に注力すべきである。ターゲットがソーシャルメディアを積極活用し地得るなら、両方のバランスを取るのがよい。
10. 伝統的なランキングによる評価は単純すぎる。必要なことは「表示視認性」の測定方法である。
Google+で企業ページを開設しているところはまだあまり多く無いかもしれませんが、検索結果画面における「表示視認性」を最適化する、という目的でGoogle+を活用する、という考え方はありかもしれないですね。
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