ソーシャルネットワーキングに関する、最大規模で詳細に及ぶ定期的な調査を行っているという、The GlobalWebIndexのインフォグラフィックが公開されていました。
The GlobalWebIndexは、2011年は32 のマーケットを対象とし、年間で合計100,000人以上を対象に年3回行っている調査がもとになっているとのこと。
まず我が国日本の状況から。
下のチャートを見ると、日本はソーシャルネットワークの浸透率は、、、一番右側なので最下位ですね。
次にその詳細を見てみると、
日本
ソーシャルネットワークのアクティブユーザー数:1千366万人
メッセージやメールとしての利用:16%
コンテンツのシェア:16%
グループ作りや参加:8%
となっています。
日本のアクティブユーザー数については、mixiの最新の平成23年3月期 決算短信によるデータだけをみても、
「mixi」の3月の月間ログインユーザー数(1ヵ月に1度以上ログインしたユーザー数)は、約1,537万人
となっているので、The GlobalWebIndexのデータ取得時期が今より数か月前であったことを考慮しても、少ない数字であると言わざるをえません。
ただ、この調査はSNSの使われ方の比較を見ることにも意義があると思うので、そちらを見てみるとある傾向が見えてきます。
最初の浸透率のチャートで上位のフィリピンとインドネシアは、
フィリピン
アクティブなソーシャルネットワークユーザー数:1千443万人
メッセージやメールとしての利用:60%
コンテンツのシェア:73%
グループ作りや参加:46%
インドネシア
アクティブなソーシャルネットワークユーザー数:1千893万人
メッセージやメールとしての利用:57%
コンテンツのシェア:66%
グループ作りや参加:52%
順位でちょうど平均値に近いアメリカとカナダを見てみると、
アメリカ
アクティブなソーシャルネットワークユーザー数:1億1千455万人
メッセージやメールとしての利用:51%
コンテンツのシェア:51%
グループ作りや参加:20%
カナダ
アクティブなソーシャルネットワークユーザー数:1千172万人
メッセージやメールとしての利用:54%
コンテンツのシェア:43%
グループ作りや参加:26%
となっており、
アジアやブラジル、ロシアなどの新興国においてはSNSの浸透度の高く、最も積極的にSNSが使われている一方、先進国で浸透度の低い国では使われ方が限定的であることが分かります。
またSNSを積極的に使っている国では、メッセージ、コンテンツシェア、グループ作りの重複率が高いことも分かります。
日本でSNSを活用する場合自ずと限界がある一方、グローバル企業などでSNSを活用する際には日本では期待できない効果が見られそうですね。
PDFの全体像はこちらからご覧下さい。
ご参考:
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