"We put some time into rewrites, you should compensate me! I never charge young writers for advice or rewriting poorly written pieces, and have many who write for me… ALWAYS for free!"
私たちはリライトに相当な時間を費やしてるのだから、あなたはそれに対して対価を支払うべきだ!私は若いライターへのアドバイスや下手な文章のリライトに対して請求したことはないし、私のために記事を書いてくれるライターはたくさんいる、「常に」無料で!
と、いきなり過激な感じで始まりましたが、これはフードライターのMonica Gaudio さんが、自分の書いた記事が無断でCooks Sourceという雑誌に掲載されていいるのを知り、その理由を尋ね、謝罪とColumbia Journalism Schoolへの$130寄付を求めた際にCooks Source誌から受けた回答です。
Cooks Source誌のコメントには次のようなものもありました。
でもMonica、webは「パブリックドメイン」だと考えられているわけだし、私たちがあなたの記事の全てを掲載せずに、誰か別の人の名前を署名として入れなかったことをありがたく思った方がいい。
この対応をMonicaさんが公開したところ、Cooks Source誌のFacebookファンページ(注:こちらは新ページ)には非難が殺到。数百人規模の「ファン」が数日のうちに数千人にも膨れ上がり、他の記事のネタ元まで公開される始末。その中には、NPR、Martha Stewart、Food Networkのような著名なサイトも含まれていたそうです。
via davefleet.com
ついにファンページを放棄して新たなファンページを立ち上げたものの「ファン」も一緒に移動(現在6000名強のファン登録)。
定番といってもいいかもしれませんが
誹謗するコメントは削除する
という強硬姿勢を打ち出し悪化、ついにはWashington Postやthe Guardianなどでも取り上げられる事態となりました。
引用しているエントリでは、
1. イリーガルなことをしていないか確認しましょう。
2. モデレーションポリシーを作りましょう。
3. 一般的なものとソーシャル向け両方の社員教育を行いましょう。
4. 攻撃的なあるいは守備的な対応は避けましょう。今回のケースでは初めに謝罪をしていれば終息していたはず。
5. 繰り返しの議論から離脱する時を見極めましょう。議論に勝とうとするのではなく、公式見解を貫きましょう。
と締めくくられています。
筆者がこのケースで感じたことは、Facebookが日本で浸透すれば、実名だからこそ炎上に対して面と向き合わなければならない局面が増えるのかな、ということでした。
Facebookのように、実名だからこそ推奨される情報が信頼できるという側面は、企業にとってもありがたいものだと思います。
一方、匿名で通りすがりのように暴言を吐いていく人も多いこれまでの炎上と異なり、実名で責任を持った(多くの)発言者に対峙するときもきっと来ると思います。もちろん、匿名でも実名でも対応の基本は変わらないと思いますが、これまでの炎上とは異質の、迫るものがあるように想像されます。
そんな時、ファンページを閉鎖しても(作り直したとしても)、逃げることはできません。真摯に向き合わなければだめでしょう、企業側も顔の見える(比ゆ的な意味)対応をして。
ご参考:
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