2010年3月8日月曜日

ディズニー映画「アリス・イン・ワンダーランド」が、LA Timesの表紙をジャック

ディズニーの新作映画、「アリス・イン・ワンダーランド」の広告が、ロサンゼルス・タイムズの一面をジャックしたそうです。

新聞メディアの在り方について考えさせられるこの施策、実際にジャーナリズムの在り方をめぐる論議を招いているとのこと。 

この広告を見て、ジャーナリズム評論家のロイ・ピーター・クラーク氏は、米景気後退と広告収入の落ち込みを背景に、新聞の一面と広告面を区別していたジャーナリズムの倫理観が崩壊したと批判をにじませた。同紙は「本物」の一面は内部に掲載していると断ったが、気付かなかった読者もいるという。

同紙のジョン・コンロイ広報担当は、「新たな流れを生み出すためにデザインされた革新的な広告」だと主張。ただ、広告料については触れなかったが、10万ドル(約900万円)を超えるとの見方もある。また、読者がこの一面を見たとしても、広告と判断して本当の一面記事は内部にあると認識するだろうと述べた。 (Asahi.com

広告扱いということで、編集側の最終判断ではないようです。

LA Times編集長のRuss Stantonは、次のようにだけコメントした「言うまでもなくこれは私の判断ではない」
LAT editor Russ Stanton, who would only say, "Obviously, it was not my decision." (huffingtonpost.com)

以前筆者は、世界初?新聞の証券面をアヒルがジャック:アフラックの紙面広告というエントリを書いたことがありますが、証券面での施策とは意味合いが大分異なりますね。

Posted via email from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点

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