2010年3月1日月曜日

オリンピックから学んだこと:ニッチの世界でトップを目指せ!

今日、日本時間の3月1日に閉幕するバンクーバーオリンピック。

もちろん日本人選手の活躍に注目が集まりましたが、同時に私たちの関心を引いたのは普段注目されることのない様々な競技。カーリングやスキークロス、リュージュ、エアリアル、バイアスロン、、、

広報やソーシャルメディアの話とはあまり関係ありませんが、The Olympic Spirit: Exemplars of the Niche Professional(オリンピックの精神:ニッチにおけるプロのお手本)という、ちょっと素敵なエントリがあったので抄訳にてご紹介したいと思います。

オリンピックの成功の鍵は、参加種目を選択し、トレーニングで必要なことだけに集中すること。国際大会ではその場しのぎは通用しない。同じことは最高のWebのプロにも当てはまる。

両者の大きな違いは2つ。Webのプロには献身的なコーチがいないことと、Webの業務においてはトレーニングと試合の違いがスポーツ選手ほど大きくないこと。

コーチがいないWebのプロの場合は、理論と実践の両方を考慮し気を配る必要がある。スポーツ選手の場合、コーチがプログラムを考え、分析を行って改善につなげている。これを実施する最善の方法は、詳細なデータと業務内容の記録をとること。仕事を改善することは製品の改善と同じくらい重要で両者は切っても切り離せない関係にある。

トレーニングと試合の違いに関しては、プレッシャーをどう捕らえるかによって異なるが、Webのプロに分がある。いつでもトレーニングを行うことができ、お金を払ってそれを行っている人も多いと思うが、金銭授受の発生しない評価の対象外の仕事やチャリティーのようなプロボノの仕事などで練習をするのも良いだろう。トレーニングを効果的に生かすために、予定されているプロジェクトや業務をランク付けし、小さな業務を大きなプロジェクトに向けてのものとして取り組むのが良いだろう。これは注目を集めるような大きな仕事をこなす際にに役に立つはずだ。

オリンピック選手のように表彰台に上る機会はないが、特定の分野においてもっとも優秀なプロとして見られることはできる。企業が特定のプロジェクトへの投資を強めて行く中、自分の注力分野を磨き、ニッチにおけるトップになることは、結果として大きなリターンにつながる。

オリンピック選手並みに、とは行かないまでも自分の専門性を磨きをかけていかねば、という気持ちになりました。

Posted via email from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点

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