2011年6月13日月曜日

ソーシャルメディアの本当の(?)コストに関するinfographic:広める前に確認したいinfographicの真偽




このThe Real Cost of Social Mediaというインフォグラフィック、少し前に出回っていたもので、紹介しそびれていたのですが、最近また遭遇したので、抄訳にてサラッとご紹介することにしました。一部間違いがあるようなので注を入れて正しいと思われるデータに直しています。

コスト
 
考慮すべき要素
 人件費:見過ごされがちなのが人件費。ソーシャルメディアキャンペーンの管理者がいない場合、そこに社員が使う時間をあなたが上手く回さなければならなりません。顧客からの問い合わせに対応し、クライアントや顧客のためにスパムがない状態を保つためのコミュニティマネージャーも同様に必要となります。
 外注費:外注する場合、かかる経費を一つ一つ理解しする必要があります。また、代理店ごとに異なる料金や戦略を理解し、結果どう影響があるかを理解しなければなりません。
 広告:ソーシャルメディアの最大の神話、それは「作れば人が集まる」です。Facebookページやtwitterのアカウントを持つだけでは、ほとんど得られるものはく、広告との連動が必要となります。Facebookのターゲット広告、Webサイトへのフォローボタンやメール広告などもそうです。
 その他:ほとんどのソーシャルメディアのツールは無料ですが、トラッキングのような詳細を知利たい場合追加でコストが必要になります。テックや、クリエイティブにもコストが必要になる場合もあります。



推定コスト(年間)
ソーシャルメディアストラテジスト:52,000ドル(1時間100ドルx週10時間)
コミュニティマネージャー:93,600ドル(1時間60ドルx週30時間)
特設サイト:15,000ドル
モバイルアプリ:20,000ドル
監視や第3者による評価:30,000ドル 
(筆者注1:micro-build siteが2回ありますが、元のデータをみるとそうではないことが分かります。)
 トータル:210,600ドル

◆利益
 
ソーシャルメディアの主な利益
 
顧客とのエンゲージメント 85.4%
顧客とのダイレクトな会話 65%
フィードバックの速さ 59.9%
顧客の嗜好理解 59.1%
低コスト 51.1%
ブランド構築 48.2%
市場調査 42.3%
仲間の信頼性 40.1%
リーチ 37.2%
見込み客の獲得 21.2%
カスタマーサービス 17.5%

 
Facebook
 
Facebookのファンのとファンでない人の平均利用単価比較(5社抜粋)
マクドナルド:ファン 310.18ドル/ファンでない 150.39ドル
コカ・コーラ:ファン 190.48ドル/ファンでない 120.98ドル
スターバックス:ファン 235.22ドル/ファンでない 110.95ドル
ナイキ:ファン 205.02ドル/ファンでない 83.69ドル
Xbox:ファン 173.34ドル/ファンでない139.46ドル
 Facebookのファンのとファンでない人の行動比較
Facebookのファンはファンでない人より、そのブランドの利用継続率が28%高い
Facebookのファンはファンでない人より、気に入っている商品を友人に薦める割合が41%高い


Twitter
 
Twitterフォロアーの価値 33,000のフォロアーがいるアカウントでの推定値毎月のリターン:$2,382 
毎月の投資:$1,667 
(筆者注2:インフォグラフィック上の表記では逆になっていますが、それは間違いだと思われます。)
毎月の1フォロアーの価値:$2.38
毎月の1フォロアーあたり単価:$1.67
 ROI 43%
 @DELLOUTLETの場合(Dellのtwitter活用の詳細はこちらをご参照)
Twitterフォロアーでツイート内のリンク経由でWebに来て購入:300万ドル
半年のツイッター経由の売上:100万ドル
 @OLDSPICEの場合(Old Spiceキャンペーンの詳細はこちらをご参照)
フォロアーの増加:2700%
Facebookファンの増加:800%
ブランドサイトへの流入:300%増加


このインフォグラフィックで紹介されているデータソースはeMarketerによる調査や、一企業の事例であったりと様々ですが、結構突っ込みどころが多かったので紹介なかったわけですが、「あえて」の意味も兼ねて書いてみることにしました。

・注1に見られるように情報の引用が不適切
・注2に見られるよう完全なケアレスミス
・Facebookのファンが購入額が相対的に高いのはもともとブランドのファンだから当然で、Facebook開始前後の比較などがないとROIは分からない。
・TwitterのROIが43%に関しては元データの詳細がなく、おそらく一企業の事例にすぎないと思われる。

などなど、ソーシャルメディアのROIという野心的なテーマでしたが、もう少し丁寧に作って欲しかったところ。

infographicの良い点は「メッセージのコントロールというInfographicsの価値:昨年3400%成長を遂げたFoursquareのInfographic」というエントリで以前書かせて頂きましたが、広まりやすい、という事に加え、特に多くの人を介して情報が伝わるのソーシャルメディアにおいて、(誤解などを生まないためにも)情報のコントロールを効かせられることにあると思うのですが、今回ご紹介したもののように、情報が不確実かつ扇動的なものもあるので、こういうデータを見る側としても、簡単に広めるのではなく正しい情報かどうか注意したいものですね


2011年6月8日水曜日

究極のフレンド愛?Facebookフレンドのタトゥーを入れる女性の動画

こ、これこそ究極のフレンド愛、とでもいえばいいのでしょうか。

一人の女性が、そのFacebookフレンド152人全員分のプロフィール画像のタトゥーを腕に入れている動画です。

いったいどんな女性なのかはビデオを見ても分かりませんし、なぜこのようなことをしているのかもわかりませんが、確実に人目に付くであろうこと、かの有名なダンバー数に近い数字のフレンド数である、という事は確かなようです。

そのうち"Like"をタトゥーしちゃう人とかも出てくるのでしょうか!?

ご参考

Posted via email from the Public Returns - 続・広報の視点

2011年6月7日火曜日

Facebook Places人気スポットは、空港、ディズニーランド、Facebook本社




日本ではどのくらい使われているのは分かりませんが、特に米国では日常的に利用されている感のあるFacebookの位置情報サービス機能、"Facebook Places"。前日のエントリ「位置情報サービスの人気順位と使う理由:割引などの特典目的での利用はわずか8%」でもご紹介しましたが、Facebook Placesはよく使われる位置情報アプリで42%と、アメリカでは首位。アプリを使うメリット(使用理由)も、
・知り合いと連絡をとる/会うため:41%
・自分の信頼する人のお気に入りの場所を知るため:21%
・割引や購入特典が得られる:8%
と、ソーシャルグラフに根差した使われ方がされているのが明確。

ではどんな場所に人気があるのか。Adageに、Facebook Placesで人気の、チェックインされる場所についての記事があったのでご紹介(調査はFacebookのキャンペーンアプリケーションなどを提供しているWildfire Interactive社によるもの)。

上の図は、そのトップ10ですが、アメリカの7つの空港、ディズニーランド、タイムズスクエアそして、Facebookの本社が、人気のチェックインスポットになっているようです。もっともFacebookの場合は社員も積極的に使っているでしょうから、そこは間引いて考える必要はあるでしょう。

Foursquareのデータでも空港が人気スポットの上位を占めているらしく、傾向としては合致しているそうです。

ちなみに、空港も、ディズニーランドも、待ち時間が長くて暇つぶしが必要だからチェックインされるんでしょう、なんてコメントもありました。

いずれにしてもよくチェックインされる場所であれは、それを活用したマーケティング施策を行いたいところですね。

以下、カテゴリ別のトップ3のデータの一部をご紹介。

Top 3 Tourist Traps
Disneyland, CA 206,000 check-ins
Times Square, New York 131,000 check-ins
Epcot Center, FL 54,000 check-ins

Top 3 Restaurants
Margaritaville, Las Vegas 11,000 check-ins
The Boiling Crab, CA 8,000 check-ins
Hard Rock Cafe, Orlando 6,000 check-ins

Top 3 Stadiums
AT&T Park, San Francisco 75,000 check-ins
Dodgers Stadium 55,000 check-ins
Cowboys Stadium 50,000 check-ins

Top 3 Hotels in Las Vegas
MGM Grand Hotel & Casino 39,000 check-ins
Caesars Palace 33,000 check-ins
Planet Hollywood Resort & Casino 32,000 check-ins



2011年6月3日金曜日

フォロアーの多い人ほどtwitterで積極的に質問し、満足のいく回答を得ているという調査:企業との対話にも前向き





回答者の64%が、Twitterの質問に答えた企業から購入する可能性が高いと答え、24%がどちらでもなく、12%が可能性は低いと答えた。ユーザーが質問に答えてくれた会社をフォローする可能性が高いことで、59%がそうだと答え、変わらない、可能性が低いはそれぞれ29%、12%だった。

という、内容でしたが、InboxQ社による同調査のより詳細なinfographicがあったのでTechCrunchでは書かれていなかった部分をご紹介。対象となったのは4月の質問をしている102,322のツイート。

WHAT WE'RE ASKING?
自分のフォロアーにどのようなことを質問しているか?(上位回答のみ)

13% 製品のオススメやアドバイス
12% テクニカルサポート
11% 近所のオススメスポット
8% エンターテイメント
6% スポーツ
6% 健康
5% 旅行
5% 音楽
5% 仕事や職場
商品に関する質問を自分のフォロアーにしていることがうかがわれます。 


THE ASKING GAME
フォロアー数と質問方法の関係について

自分のフォロアーに質問したことがある
フォロアー数100以上:67%
フォロアー数100未満:33%

どのように質問する?
フォロアー数100以上
フォロアー全員に:73%
@リプライで:25%
ダイレクトメッセージで:2%

フォロアー数100未満
フォロアー全員に:52%
@リプライで:44%
ダイレクトメッセージで:4%

回答はある?
フォロアー数100以上
常にある:29%
ときどきある:59%
全くない:12%

フォロアー数100未満
常にある:20%
ときどきある:58%
全くない:22%
回答には満足?
フォロアー数100以上




とても満足:24%
満足:63%
不満:13%

フォロアー数100未満
とても満足:19%
満足:49%
不満:32%
フォロアー数の多い人ほど積極的に質問し、満足のいく回答を得ていることが分かります。
最後にビジネスとの関係ですが、、、




A BUSINESS CONTACT
質問の約66%が商品やサービスに関することであり、質問への回答がフォロアーではない企業からされることも多い。 

フォロアー以外から回答を得たことがある?
フォロアー数100以上:66%
フォロアー数100未満:44%

企業から回答を得たことがある?
フォロアー数100以上:Yesが41%
フォロアー数100未満:Yesが21%

企業からの質問に回答してもよい?
フォロアー数100以上:Yesが59%
フォロアー数100未満:Yesが57%

企業からの回答はフォロアーからのものより信頼できるか?
より信頼できる:26%
同じくらい信頼できる:54%
フォロアーの方が信頼できる:20%


質問への回答がある場合、購入意向の向上や、フォローするというアクションにつながることは冒頭でご紹介しましたが、最後のパートからは、企業とのコミュニケーションに対してのポジティブな態度が見て取れます。 

積極的に対話/回答し、顧客、ファン、興味者との関わり合いを深めていきたいものですね。 

2011年6月2日木曜日

Twitterの登録IDを知る方法





登録アカウント数が3億を超えたのでは?というデータもあるTwitter。最新の登録IDは3億番以上、ということになるはずですが、自分のIDを知ることができるサイトがありました。

IDFromUser.comに行って、調べたいユーザー名を入力するだけで出てきます。

筆者のアカウントは2007年に登録したものですが、IDは7049672でした。

当然、最初のツイートをしたJack DorseyらTwitter創業メンバーたちは若い番号で、

Jack Dorsey: 12 
Biz Stone: 13
Evan Williams: 20 (www.mediabistro.com)
また、

最初に100万フォロアーを達成したAshton KutcherのTwitter IDは、19,058,681。1000万フォロアーを最初に達成したLady GagaのIDは14,230,524。 (www.mediabistro.com)

とのこと。印象としてはLady Gagaの方がAshton Kutcherより登録は後、という感じでしたがそうではないようですね。

まぁ、それだけの話なんですが、自分や気になる人のIDを確かめてみるのも面白いのでは?


2011年5月31日火曜日

コンテンツがキングではないソーシャルメディア時代におけるキングとは?:通貨たるコンテンツ制作の5Ps




via flickr by Intersection Consulting
"Content is king."

SEOの文脈などで定番として語られるこのフレーズ。

良質なコンテンツを提供し、数多くのリンクを集め、検索エンジンによる評価を高める、という視点に立った見方です。一方、大量のバックリンクを生産して良いコンテンツでなくとも検索順位を上げることができるのもまた、SEOなのですが。

SEO的なコンテンツの重要性は今後も変わらないと思いますが、ソーシャルメディアにおける、Kingとは誰になるのでしょうか?

きっと人間関係がKingになるのでしょう。

それを説明している上のイラストをたまたまflickrで見つけました。このイラストが生まれるきっかけとなった、2009年に書かれたブログから引用してみます。

コンテンツは王ではない。あなたが王なのだ。コンテンツは通貨であり、王はあなただ

コンテンツは興味を運ぶための手段ではあるが、それでは王にはなれない。

王とは支配するもの。一方、コンテンツは宝物であり、癒しであり、それを囲んで偉大な物語が語られる焚火にくべられる木なのだ。

いいコンテンツを作ると同時にリレーションシップに注力しよう



うーん、素晴らしいですね。

ソーシャルメディアの時代、良いコンテンツを運ぶのは、人

それだけに利害関係者との関わり合いを深めることが重要、といえるのでしょう。

さて、ではその通貨たるコンテンツをどのように作り出せばいいのか?コンテンツ作りの5Pなるエントリがあったので最後に抄訳にてご紹介。

Prep(準備)
コンテンツはインサイトに基づいているべきもの。オーディエンスは誰か、達成したい目的は何か、コンテンツで何を伝え、どのように活用されるべきか、などの戦略的な問いに対する回答を考えなければなりません。

Program(プログラム)
コンテンツマーケティングにおいては、戦略立案やその実行よりむしろ、適応性が求められます。コンテンツマーケティングを常に変化するものとして捉え、進行中であることを前提に、評価、分析、最適化を行い、効くことに適合させる必要があります。

Produce(制作)
コンテンツを生み出すことは最大のチャレンジ。クオリティが高く、マルチメディアプラットフォーム向けのコンテンツが、真のエンゲージメントや結果を生み出す鍵となります。コンテンツを作るときは、全てのものが共有可能で、モバイルフレンドリー、さらに検索されやすくすることをお忘れなく。

Publish(公開)
コンテンツは汎用性があり、マルチプラットフォーム対応であるべきです。コンテンツはオウンドメディアから発せられますが、同時にグーグルのメディア広告や動画広告、Facebookのスポンサード・ストーリーなどのぺイドメディアから伝えられるものとして考えることもできます。

Propagate(広める)
公開するだけではなく、コンテンツがネットワークを通じて広がるように企画することが必要です。これがコンテンツとコミュニティとの連動です。オーディエンスのエンゲージメントに深く入り込み、コンテンツにSEO対策を施すことが、ネットワークを超えて広がり、アーンドメディアを生み、リーチと効率性を高めるキーであり、究極的にはビジネスの成功に結び付きます。

2011年5月26日木曜日

Facebookページのファンが100万人になったら得られるエンゲージメントの平均値


FacebookページにLikeしている人の数が、もし100万人になったら、どのくらいのエンゲージメント(リアクション)を得られるか?

そんな調査をワンストップのソーシャルメディアマーケティングソリューションを提供してる、Simplify360が様々なブランドから選んだ50のFacebookページをもとに数値化したのが上の画像。

100万のFacebookファンがいる場合、1投稿当たり、平均で826のLike、309のコメントがつく

という事になるようです。

まぁ、ふーんというか、そうですか、という感じですが、Facebookページ運用の指標を考える上では参考になるかもしれませんね。

ちなみに上の表のLiking Rate (Per Million)の欄が、ページへのファン数(Like数)が100万だった場合に得られる1投稿当たりのLikeの単純計算値になるわけですが、ファンが多いページほど、反応率は下がり、「ファン数が増加するに従い、エンゲージメント率は低下する」という国内での調査結果とも合致しています。

ファン数が少ないほどコアファンの比率が高く、ファン数が多いほどライトなファンの比率が高まっていく傾向が見て取れます。

この傾向は、どんなFacebookページにも当てはまりますが、リンク共有のソリューションを提供するVisibli社が10万以上のファンがいるページをカテゴリ別に調査した結果が下の図。



(たとえばLady Gagaのような)アーティスト はLike、コメントともに多くつき、メディアのページは(記事等に対しての)コメントが多くつく、という傾向があるようです。企業のブランドページはこの比較においてはどちらも一番少ないという事のようです。

企業のマーケターにとってはだからこそ頑張り甲斐がある、と言えそうですね!




ご参考:
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