2010年3月9日火曜日

アカデミー賞の結果をブログは予想できていたか?の調査:今年のオスカーでのソーシャルメディア活用事例も

アバターが3冠、ハート・ロッカーが6冠という結果に終わったアカデミー賞。

ブロガーはその結果を予想できたのか?というエントリがあったのでご紹介。

上のグラフの出所は、The Nielsen Company。2月からブログのポストのモニターを続けていたのですが、このチャートを見る限りでは、ハートロッカーについての話題もアバターと同レベルで語られており、アバター超優性、というものとは違う結果をある程度反映したものだったといえそうです。

また授賞式の最中のTwitterでの反応は、毎分1,500〜2,000の間を推移していたのが、9時ちょうど手前の、ハート・ロッカーが作品賞を受賞する瞬間には5,000ツイートに跳ね上がったとのこと。

ちなみに、今年のアカデミー賞では授賞式のテレビ番組とソーシャルメディアとの連動が図られたようで、USA Todayに紹介されていました。

•Be app-y.(アプリ):iPhoneアプリを今年のオスカーでは提供。ユーザーは全24カテゴリのノミネート作品にアクセスでき、ベスト10のノミネート作品のトレーラーを見ることができる。またFacebookやTwitterで予想を述べることもできる。「私たちは映画ファンがどこにいても繋がれるようにしたい」(アカデミーのマーケティングディレクター、Janet Weiss氏)

•Leak ads.(広告のリーク):J.C. Penneyは、オスカーの広告を全てFacebook上で、オンエア前に公開。デジタルマーケティングバイスプレジデントのNick Bomersbach氏曰く、「コマーシャルはファンのためであり、彼らはコマーシャルにコメントをするのが好きだ」

•Dish the dresses.(ドレスを楽しむ):サムソンは、ABCのオスカー「レッドカーペーット」のスポンサー。そこではセレブ登場時にライブストリーミングが行われた。 Facebookでのチャットは「オンラインの仮想井戸端会議状態だった」とマーケティング部プレジデントのPeggy Ang氏。

•Hype news. (事前告知):アカデミー賞の規定により、ノミネート俳優のJeff Bridgesの声による広告が使えなかったHyundaiは、声の差替えを別の名人を起用して行う、と事前に告知した。

•Go goofy. (楽しいことをする):トイレットペーパーのCottonelleは、オスカー視聴者に対して、トイレットペーパーは上から出すか下から出すかを投票させた

•Act snarky.(狂騒を起こす):サンタモニカのホテルCasa del Marでは、スクリーンを横に並べ、コンパニオンがその一つでオスカーのTwitter中継をしているのに挑戦させる試みを行って、最高に面白いツイートをした人や鋭いコメントをした人にはフリードリンクがふるまわれた。

特にTwitterのようなリアルタイム性の強いメディアの効果的な活用はこれからも期待されそうですね。 

Posted via email from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点

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