2010年10月6日水曜日

「大きなダイニングテーブルの上が好き」:こんな投稿をする女性がFacebook上に多数現れている理由


これはやられた!

と思っている男性も多いことでしょう。

今Facebook上で、多くの女性が何とも不思議な投稿を行っています(海外での話です)。
大きなダイニングテーブルの上が好き
キッチンカウンターが好き
椅子の上が好き
床の上が好き
ベッドの上が好き
これ、何の話をしているか分かりますか?

正解は、帰宅してハンドバッグをどこに置くか、という質問への答えなのです。

10月は乳がんの早期発見や治療の大切さを訴える運動の強化月間。日本でもピンクリボン運動が行われています。この「どこにハンドバッグを置く?」は実は乳がん月間のアクションのひとつ、ということのようです。

コメントには性的なイメージが示唆されているため、女性にとっては楽しいガールズトークになり、男性にとっては「何これ?」と興味を引く内容になります。

実際にYahoo! Answersにも質問が寄せられていて、例えばこんな風に回答されています。
これは乳がんに関係する投稿で、10月は乳がんの認知向上月間なのです。
 
Actually it is about breast cancer, October is breast cancer awareness month. 
元々はハンドバッグについてのバイラルメッセージが発端になっています。女子が自分の友人にステータスを「__の上が好き」と変えるようメッセージを送ったのです(ブラの色の投稿の時のように)。空欄にはハンドバッグを帰宅してすぐに置きたい場所を書きます。だから「キッチンテーブル、ベッド、ドレッサー、カウチ等々が好き」という投稿がされているのです。この投稿は性的なものとして読まれ、理解されることを意図しています。
 
It originally started out as viral message about handbags. Girls would send out a message to all their friends telling them to change their status to "I like it on the _____." (Same as the bra color post) The blank was to be filled in with the location you set your handbag down as soon as you got home. That is why originally you saw a lot of "I like it on the kitchen table, bed, dresser, couch, etc." The post is intended to be read and interpreted as sexual.
このコメントの中に登場する「ブラの時」というのは、女性が単純に好きなブラの色について「赤」「黒」「ヌード(これが色ならば)」のように投稿した過去のバイラル現象のことを指しています。

凄くシンプルですが、参加している女性が楽しみながらクチコミしているのが理解できますし、様々なキャンペーンに適用可能な要素が凝縮されていると思いました。

ちなみに、乳がんの検診ですが、欧米の検診受診率が70%以上であるのに対し、日本は20〜30%と受診率が低いのが現状のようです。 
 



ご参考: 









2010年10月5日火曜日

PR担当は仕事の幅を広く捉えてもいいのでは?:コラボや広告もPublic Relations



via flickr.com 
先週の夜、こんなツイートをしました。

PR担当です。広告使います。コラボします。ソーシャルメディア使います。記者さんともコンタクトします。

何でこんな発言をしたかというと、私のタイムラインに流れてくるPR関連のコメントを読んでいて、PR担当はもっといろんなことをしてもいいはずなんだけどなぁ、と思ったからです。

筆者は今所属する会社で、基本的に「PR担当」という職務を与えられています。ですが上記発言のとおり、一般的にPR担当が行うと思われる以上のことをさせていただいています。

ただし広告費などの予算は持っていないので、色々とレバレッジを利かせることで横断的な活動を実現しています。

ということで、今日は筆者がしている仕事の一例をご紹介し、PR担当が仕掛けるコラボと広告の説明をしてみたいと思います。

筆者が勤務している会社は、デモグラでいうとF1層のユーザーが中心のコンテンツビジネスを行っています。通常のメディアリレーションの考え方だと、女性誌などの媒体を通じて情報を伝える、ということになりますが、例えばファッション誌でコンテンツを扱うページがあるでしょうか?

ありません。露出させる枠がないので、掲載されず、情報を届けることができない、となります。

そこで登場するのがコラボです。

女性誌の中には公式ホームページや有料の携帯サイトを運営しているところがあります。ここにアプローチをします。編集部ではなく、Web担当にコンタクトし、一部コンテンツの無料提供とバーターで、特設ページを作っていただき、「もっとほしい人はこちらへ」という具合にリンクアウトして自社サイトへトラフィックを誘導していただきます。

コンセプトとしては、伝統的なPRの「プレゼントパブリシティ」と同じです。違いは既存の枠にあわせるのではなく、自ら枠を生み出す、という点です。

パートナー側のサイト運営者としては、既存ユーザーの満足度向上や活性化、退会防止に役立てることができるので、双方にメリットがあります。

さらにこの仕組みの良い点は、編集と広告を巻き込むことができる点です。

サイト上でコラボを行い、通常では手に入らないコンテンツを提供できるということは、サイトへの新たな訪問者や会員獲得の機会となります。これで何が起こるかというと、サイト上のコンテンツコラボの告知を雑誌の編集ページで行い、さらには自社広告を出していただることになります。

そして、パートナーサイト上の訪問者数が増えれば、筆者の所属する会社のサイトへの訪問者数も自動的に増えることになります。

このケースは「メディアリレーションズ」の延長であり、コストも特別かからないのでPR担当が行っていることはごく自然であり、筆者としてはオンライン、オフラインでのメディア露出に加えて、自社サイトへのトラフィック創出を通じて直接的な収益への貢献もできる、ということになります。

これにソーシャルメディアを加えると、興味をもってくれている人に対して直接キャンペーンのお知らせをすることができるようになります。「無料」などのお得な情報であればそれがシェアされる確立も高まり、コラボページへのダイレクトなトラフィックとなります。とくに小さめのキャンペーン情報は、社内調整や配信コストのかかるプレスリリースは出せないので、このチャネルが活かされるのです。

ちなみに、自社メディアが無いパートナーと組む場合は、ポータルサイトやメールなどでの広告になることもあります。コラボ企画をしていることがわかるバナーやメール広告は通常よりもCTRが高くなり、ROIも高くなります。

既存のメディアリレーションだけでは、枠がないと掲載されずターゲットに届かない。じゃぁどうしようか、ということから様々な方法でターゲットに情報をお届けしているのですが、根底にある考え方は共通しています。

「価値あるコンテンツと露出のバーター」です。この考え方はPR担当の方であれば説明不要でしょう。

PRはPublic Relationsの略です。そのことを口にするPR担当者は多くいますが、業務をメディアリレーションズだけに狭めているのはPR担当自身かもしれません。

既存の広告、PR、SPなどの壁は意識せず、多くの人と相思相愛になれる仕組みを作ったもの勝ちなわけで、枠は自分で設定すればいいのです。

事業内容や社風によって前提は異なると思いますが、広告を買う予算が無いなら持っている人に使ってもらえる流れを作ればよいのです。例えば、あるメディアで自社の製品・サービスの露出が決まっている場合、リスティング広告のキーワードにそれを事前に加えてもらう、ということだけでもいいかもしれません。

Start smallで、できるところから、パブリックとの接点を増やす工夫をしてみてはいかがでしょうか?

ということで筆者のブログもタイトルも変えてみました。


ご参考: 























2010年9月30日木曜日

120万のツイートを分析して、会話の寿命が短いことが証明されたTwitter:RTされるのはわずか6%で、そのほとんどは1時間以内に行われる




Twitterでの発言のうち、どのくらいがRTされたり、@リプライがされるのか?

ソーシャルメディアの分析ツールなどを提供するSysomos社が、120万のツイートを分析した結果が公開されていました。

RTされるのは全体のわずか6%で、しかも短命。オリジナルのツイートから1時間以内にほぼ全てのRTが行われている。
just 6% of all tweets are retweeted and these retweets have a very short lifespan. Virtually all retweets happen within the first hour after the original tweet.

2時間以内に行われるRTの数は1.63%で、3時間以内になると0.94%となる。
Only 1.63% of all retweets happen in the second hour and a minuscule 0.94% in the third hour.

@リプライに関しても同様で、リプライの97%が最初の1時間以内に行われている。
The same is true for @replies, too; 97% of all replies happen within the first hour.

Twitter上の会話は長く続くものではなく、@リプライされるもののうち85%は一回の@リプライで終了している。
A typical Twitter conversation is very short-lived. About 85% of those tweets that actually generate a reply only have one reply.

2回@リプライされるものは11%で、長く会話が続けられるのはごくわずかである。
Only 11% of these conversations have a second reply and very few Twitter conversation go deeper than that.




RTの92%が1時間以内になされている、というのはちょっと驚きですが、ツイート全体の中で比較すると、そうなのかもしれないですね。

ちなみに筆者個人の体験で言うと、@masason こと孫社長のRTをいただいた、以下のツイートが4日間RTされ続け、その数は400以上に及んだ、ということがありました。

@masason こんな使われ方もあるようです。可能性は予測できませんね。: 99歳の女性がiPadで豊かな人生を取り戻した瞬間:iPadで緑内障を克服 http://post.ly/cSe9 







2010年9月29日水曜日

Twitterが特売情報を取り扱う@Earlybirdに注力しない方針、という情報


Twitterが新たな収益源として実験的に導入していた、タイムセールなどの限定商品を提供する、@earlybird。The Wall Street Journalのデジタルネットワークにも入っているAll Things D というメディアのレポーターによると、

Twitterは@earlybirdのプロモーション施策には注力しない

Twitter "setting aside" @earlybird promotions program (@pkafka)

との方針に動いているようです。

理由は明らかにされていませんが、分析記事によると、次のように書かれています。

何が間違っていたのか?
Twitterがeコマースで成功できなかった理由は特にないが、実際の運営内容よりも、もっと創造的にできたはずです。Twitterは@earlybirdのアカウントを立ち上げ、限定商品をそこからツイートした。
それだけ。

What went wrong?
There's no reason Twitter couldn't be successful in ecommerce, but the execution was about as unimaginative as it possibly could have been.
Twitter set up an account, @earlybird, and tweeted exclusive offers from it.
That's it.

Earlybirdと、他の似たようなサードパーティによるカウントには根本的な違いがなかった。取引する相手は、その人がフォローしているアカウントやツイートしている内容に合わせてターゲティングされていたわけではなく、一般的な取引がたまたまTwitterから告知されていただけで、Twitterがたまたまそれを運営していただけなのです。

There was essentially no difference between Earlybird and any similar Twitter account set up by a third-party. The deals weren't targeted based on who you followed or what you tweeted about. This was just a generic deal hose that happened to broadcast on Twitter, and that happened to be operated by Twitter.

現在@earlybirdのフォロアー数は約23万人。

Grouponに代表されるフラッシュマーケティングの後を追うように作られたアカウントですが、よほど多くのフォロアーを抱えるか、Promoted Tweetsや、Promoted Tweets、Promoted Accountsのように、ターゲティングできる仕組みが無ければワークしない、ということなのでしょう。

欲を言えば、ソーシャルグラフを活かす仕組みも欲しかったとところですが、「Twitterはソーシャルネットワークではない」という幹部の発言もありましたからね。

少なくともTwitterは、"Promoted シリーズ"にフォーカスして、収益を上げていくということなのでしょう。

2010年9月27日月曜日

Grouponを利用して失敗した、と主張するちょっと話題になった小さな事例



筆者はこれまでいわゆるGroupon系のフラッシュマーケティングといわれる分野にはあまり興味がありませんでした。というのも単に自分が所属する組織ではその仕組みがワークしそうにないからです。

ただ、わずか数ヶ月の間で、レッドオーシャン化した市場であり、また、この不況の世相を反映して、「安く買える!」、「ツイッター活用」などがキーワードになって情報番組などのマスメディアで取り上げられるのを目の当たりにして、PRパーソンとしても、気にかけないままというのもよろしくないのかなと思い始めたところ、Grouponを利用して失敗した、というエントリが先週ちょっと話題になっていました。しかもエントリには88ものコメントがついています。

あくまでもアメリカでの一事例で、もうすこし数字の部分でクリアな情報が欲しい内容ですが、色々と気になる部分もあったので抜粋しながらご紹介。

エントリの筆者Jessie氏は、Posies cafeの経営者。多くのすばらしい企業がGrouponを有効活用しているのを知って、営業マンとの商談を開始。商談は$13の商品を6$で売ることから始まったのですが、営業マンのJohn氏が言うには、その理由は、

50%以上の値引きに、人々はよく反応するから

because John told me people really respond to deals that are over 50% discount.

とのこと。その後、売り上げの配分率について話したところ、

消費者の消支払いが$10に満たない場合、通常Grouponが売り上げの100%を受け取る。

John told me that when the consumer pays less than $10, Groupon usually takes 100% of the money.

と聞かされたそうです。

John氏曰く、ほとんどの消費者は$13以上購入するし、彼らのネットワークを活用すれば二度と広告をする必要が無くなる、との営業トークを行ったようです。

その話自体は疑わしいと思いつつも、最低でも50%は確保するべきと考えたJessie氏。その理由は、

今日までなぜ50%が良い条件だと思ったのかわかりませんでした。多分、食品コストをカバーできるからと考えたからです。

to this date I don’t know why I thought even 50% would be a good deal for us. Maybe because I thought since we were covering our food costs.

とのころですが一方、人件費や、賃料、公共料金などのコストを含めて考えていなかった、事前のROIの分析が甘かったと本人は反省しているようです。

実施後、売れたクーポンは約1000枚。結果にハッピーだったかというとそうでもないようで、まず、

売る数の上限を決めて損失を抑え、ビジネスを守ることができなかったのか、というと答えは単純で、「ノー」。Grouponに登録するときに、売れた分だけ販売することに合意することになっているのです。なぜかといえば、Grouponは売り上げの半分を得ることができるからです。

if there was a cap on how many were sold to help protect the business from too much loss, and the simple answer is, no. When you sign up for Groupon, you are agreeing to sell as many as get sold… and why would Groupon want it any other way? They get half of the earnings.

と売りたい以上に売れてしまった模様。

さらに、悲劇的な心情が文面に表れているのがここ。

Grouponが有効だった6ヶ月以上もの間、多くの本当に多くの素敵なお客様にあうことができ、Posiesファミリーに迎えることができて、とても幸せでした。同時に、多くの、本当に多くのひどいGroupon客もいらっしゃいました。

Over the six months that the Groupon is valid, we met many, many wonderful new customers, and were so happy to have them join the Posies family. At the same time we met many, many terrible Groupon customers…

どうひどいかというと、Grouponのルールを守らず、一回の食事で何枚ものグルーポンを使おうとしたり、そのことについて嫌悪感をあらわに議論をしたり、実際に払った分の10%でチップを払おうとしたりする客(支払い0ドルの場合、10セント払うのはとても太っ腹)がいたそうです。

最終的に$8,000の損失となり、キャッシュフローを維持するために、個人の貯金から支払いをする羽目になった、ということでした。普段から広告のROIをあまり信用していないJessie氏としては、損失を宣伝のための投資として割り切ることもできなかったようです。

さて、グルーポン自身の調査によると、同社のクーポン利用後に再び同じ店を訪れる客は22%というデータがあるようですが、実際に結果に満足しているビジネス側はどの程度なのでしょうか?

個人的に記事やテレビを見た限りでは、「リーチできなかったお客さんに知ってもらえる」、「再来店してもらえる」、「出品内容以上に購入してもらえる」というのが経営判断としてフラッシュマーケティング実施に踏み切る大きな理由のようです。

ここで、PRをやってきた人間として頭をよぎるのが、10数年前に起きた「懸賞ブーム」。企業は自社製品を広く知ってもらう、ファンになってもらう、などの目的でプレゼントパブリシティを展開し、懸賞雑誌が生まれ、電波少年的懸賞生活なる企画がテレビでオンエアされていたほど。

その流れは提供された商品のレビューやブロガー試食会などを行うブロガーリレーションに引き継がれ、今度はバーゲンハンターが集まるフラッシュマーケティングに、、、と思ってしまうのは筆者だけではないのでしょうか?

出品内容や目的によって結果のリターンは異なると思いますが、良い結果、悪い結果ともに実際やってみてどうたったのかの開示が日本でも今後なされていくことを期待したいところですね。
























2010年9月21日火曜日

Facebookの友達リクエストが「無視」から「保留」へ:ソーシャルグラフを健全に保つマイナーチェンジ



国内でもここ数ヶ月で登録数が増え、Fanページやイベントの管理ツールなどとして利用され始めているFacebook。筆者自身は、

Twitter = パブリック(公)
Facebook = プライベート(私)

として使い分けるようにしています。Twitterには出したくない個人的な情報のシェアがFacebookということになるため、情報を共有するのも実際に知っている人に限定しています。

そのため、筆者は、Twitter上でつながっている方からの「友達リクエスト」の多くを承認することができずにいます。かといって、「無視」というわけにもいかず、未処理のままにしているのが現状です。

ところが、近いうちにそれも解決されそう。

あまりよく知らないからという理由で、友達リクエストを承認したくないことはありませんか?「無視」をクリックする替わりとして、Facebookは新たに「保留」というボタンに変更し、リクエストをあいまいなまま隠すようにします。ユーザーは後日、リクエストページで「隠されたリクエストを表示」をクリックすることで、それらの友達リクエストに戻ることができます。

Don’t want to approve that new friend request because you don’t know the person well enough? Rather than clicking “Ignore” as was previously the case, Facebook is switching the button to “Not Now” and simply hiding the request indefinitely. Users can then choose to go back to those friend requests at a later date by clicking on “View Hidden Requests” on their requests page. (allfacebook.com)

ボタンひとつの小さな変更ですが、これはちょっとうれしい変更。リクエストした人が、その相手のページを訪れると「リクエスト承認待ち」という表示が現れ、無視されても何度もリクエストする、ということがなくなります。

なんとなくFacebookの心配りを感じるところですが、それ以外にも、

知らない人からのリクエストを受けた場合、Facebookはその人を通報する機会を提供する予定で、それによってその人が再度リクエストを送るのを防ぐことができます。この改善は、ここ数ヶ月で増加しているスパムアカウントのような悪用を防ぐことへの対策です。

とのこと。

いずれにしてもソーシャルグラフを健全に保つための、好感が持てるアップデートだと思います。











2010年9月15日水曜日

「Twitterはソーシャルネットワークではない」の反応まとめ

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...