2010年5月11日火曜日

ソーシャルメディアでのコンテンツ更新頻度と、ソーシャルメディアに対する認識や展望について:"Do social"ではなく"Be social"

この図は、"5 Easy Steps to Creating Reusable Social Content(リユース可能なソーシャルコンテンツを作る5つのステップ)"というエントリで紹介されていた"Social content ladder"で、媒体の特性に合わせたコンテンツ配信の頻度を示したものです。
Twitter:1日5回
Facebook:1日2回
Blog:週3回
Email:週1回
もちろん運営会社の業務内容や、情報発信の目的などに応じてこれは異なると思いますが、 メールも含めてのバランスはこんな感じがいいのかな、と思いますね。また、更新頻度から逆算して、どんなコンテンツをどのプラットフォームに出すか、ということを考えるのもよさそう。
さて、そのエントリの筆者である、ソーシャルメディア戦略コンサルタントのJay Baer氏のインタビュー記事も参考になるので併せてご紹介。
Twitterは「ツールの戦略」であり、「ソーシャルメディアの戦略」ではない(ツールは常に変化する)
「ソーシャルを行う(Do social)」のではなく、「ソーシャルであれ(Be social)」
会社のキーメンバーとソーシャルメディアの脚本を作ろう
自分がどこでどのように語られているかを把握しよう
パッションはソーシャルメディアのガソリン
伝統的メディアを迂回してメッセージを伝える動画コンテンツを作ることは今後有望な活動である(YouTubeは世界第2位の検索エンジン)
位置情報を使ったソーシャルメディアは今後非常に期待が持てる
(レストランなどのレビューの)Yelpがチェックインを導入したことは、実際にそこにいたことを証明するので情報の信憑性を高める
Facebookファンページの解析は属性データなどと連動でき、Google Analyticsを超えるかもしれない
Facebookのファンページは、Emailニュースレター2.0(ファン登録するのはブランド体験者)
Emailにはソーシャルな要素を組み込める(Twitter連動など)。メールとソーシャルメディアの担当は同一なのが望ましい
実際の映像は以下でご覧いただけます。

2010年5月7日金曜日

FacebookのCOOが提唱する今起きている4つの「シフト」:新しい"Push"へ

FIRE FIRE PUSH PULL by Tomfite.
 
via flickr
 
記事のAPI公開や、記者のTwitterアカウントの公開従量制による有料版の導入など、ソーシャルメディア時代に対応したメディアのあり方について積極的に取り組んでいるThe New York Times。そのDigital OperationsのSPV、Martin Nisenholtz氏が、ウォートンビジネススクールでの"Future of Publishing"と題されたカンファレンスで行ったスピーチが公開されていました。
 
そのスピーチのテーマはずばり"Engagement"。筆者はEngagement=(企業が)個人との間に「人間関係や人間性(感情・血の通った温かみ)を強い意志とともに持ち込むこと」と解釈していますが、日本語訳が難しい。いろいろ悩んだ末、しばらく「関わりあい」という訳語を使ってみたいと思います。
 
さて、スピーチの主題である「関わり合い」については、明確な解はないものの、
 
私たちはユーザーとの本質的な関係性を再定義する好機にあります。彼らとの契約をゆるく、自由でカジュアルなものから、感情面でのコミットメントのある「関わりあい」へと。
 
We have an opportunity to redefine the essential relationship that we have with our users—and change the contract we have with them—from one that is loose, free and casual, to one of real emotional commitment. Engagement.
 
と結ばれています。また、そのスピーチの中で語られていたFacebookのCOOの話がとても興味深いものでした。
 
ユーザーとの関わりあいを持つことの女王ともいえるFacebookのCOO、Sheryl Sandberg氏が数週間前、New York Timesに来社した。ミーティングの席で彼女は、今ユーザーの中で起きている4つの「シフト」についての概要を語った。
 
匿名性から実際の身元開示へのシフト (The shift from anonymity to real identity)
PullからPushへのシフト (The shift from pull to push)
一時的から恒常的へのシフト (The shift from temporal to permanent connections)
「何」から「誰」へのシフト (The shift from the “what” to the “who”)
 
これはおそらくFacebookのf8での発表前のことだと思いますが、まさにLikeボタンに象徴されるようなオープングラフの思想を表現していると思います。
 
とくに2番目の、「PullからPushへ」は、広告的な企業からのPushに戻るということではなく、言わば"Social push"とでも呼ぶべき、ユーザーの推薦による受け入れられやすいPushのことを意味していると思います。
 
これは、増えすぎた情報の整理はもはや(Pullによる)検索では不十分で、知り合いの推薦(まさにLikeボタンによるPush)に移行する、と言う意味だと受け取れます(ご参考:ソーシャルメディア自身が「自分と同じような人」の信頼性を「希薄化」:知り合いや仲間を信頼する割合が低下したことを示すデータ)。
 
このことは4番目の「何から誰へのシフト」とも関係していますが、Googleへの対抗ともいえそうな発言ですね。
 
この4つのシフト、いかにもFacebookらしい見方ですが、これからのソーシャルメディアマーケティングや、オンラインでのサービス作りで気にしておきたい重要なエッセンスだと思います。
ご参考

Posted via email from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点

2010年4月30日金曜日

チョコになったiPhoneアプリ

 Buy This: iPhone App Chocolates from Etsy seller iChocolates. Organic, handmade gourmet chocolates with familiar iPhone app icons stamped on using patented “Chocographics” technology (I shit you not). 20 chocolates per box, 4 flavors per assortment. Made to order. $46.44. [likecool.] 
 
 
バレンタインの時期にこれがあったらやはり人気だったのでしょうか?
 
無農薬、手作りのおいしいチョコレートの上に、iPhoneアプリのアイコンを“Chocographics”のテクノロジーを使って印刷しています(本当です)。

Organic, handmade gourmet chocolates with familiar iPhone app icons stamped on using patented “Chocographics” technology (I shit you not).

20個入って4種の味、オーダーメイドで$46.44、だそうですが、早速Sold Outのようです。

Posted via email from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点

FacebookのCEOはユーザーのプライバシーを軽視しているという告発

    
via WIRED.com
先日のf8の発表の中で、「オープングラフ」の可能性を見せつけたFacebook。
そのCEO、 Mark Zuckerberg氏が、プライバシーについて真剣に考えていないのでは、という記事が掲載されていました。
Facebook社員とのオフレコでの会話。自分「Zuckはプライバシーについてどう感じているの?」回答「(笑)彼はその価値を認めていないよ」
Off record chat w/ Facebook employee. Me: How does Zuck feel about privacy? Response: [laughter] He doesn’t believe in it.

これはThe New York TimesのリードテクノロジーライターNick Bilton氏によるツイート
たしかにMark Zuckerberg氏はかつて、プライバシーについて、このような発言をしています

人々は情報などの共有を、よりオープンにより多くの人と行うことになじんできている。ソーシャルメディアの基準とは時間とともに発展していくものだ。
これは決してプライバシーを軽視しているわけではなく、適した形でオープン性を導入していくという意味で、Nick Bilton氏の記事にあるような過激なものではありません。  
  

Facebookの"Like"ボタンは、webをソーシャルに繋がったものに書き換えようという野望を持っている。しかし多くの人はFacebookの動きを、自分以外のweb全体を植民地化し、有益なデータを自社のサイロ(貯蔵庫)にしまいこみ、Googleに対抗しうる力を持とうとしている、とみている。 
It’s an ambitious attempt to rewrite the web as a socially linked network. But many see Facebook’s move as trying to colonize the rest of the web, and keep all this valuable information in its data silos, in order to become a force on the web that rivals Google.


このような様々な憶測が飛ぶ中、今回のような記事が出てしまうことは、企業で情報のコントロールをするものにとって、大きな痛手だと思います。
ポイントはその社員が自分の発言が記事化されることを望んでいたかどうかですが、後にNick Bilton氏に確認したところ、「私の情報源は記事に引用することを了承していた」と回答したので、これは社員からの「告発」に近いものだといえそうです。
真偽のほどは別として、Webの情報は全て公開されるもの、というつもりでユーザー自身が利用すべきということはFacebookに限った話ではないと思います。
さて、余談になりますが、今回の記事についてはそもそも論での疑問もあります。
そこで得た情報を記事にはしないことを約束するはずの「オフレコ」です。
「オフレコは存在すると思うな」というのはPRやメディアトレーニングにおける常識ですが、オフレコで話したことを記事にすることは記者の立場としてもそうそうできないことだと思います。
筆者自身どうしても背景を説明しなければ正しく理解されないため「ここまでは書いてもいいですが、ここから先はオフレコでお願いします」というような交渉をした経験がありますが、信頼関係の問題でもあるため約束を破られたことはありません
今回Nick Bilton氏は、その後のツイートで「オフレコとは、発言を記事に使っても良いが発言者については言及しないもの」との見解を示しています。
via WIRED.com
 ただこれは、ジャーナリスムハンドブックの定義するところとも違うようです。 
「オフレコ」はそこで得た情報を使って記事にすることを記者に禁じるものです。しかし、別の情報ソースを記者が見つけて正しいことを確認し、その人物が開示してもよいとする場合には記事にすることができる。
"Off the record" restricts the reporter from using the information the source is about to deliver. But if the reporter can confirm the information with another source who doesn't insist on speaking off the record he can publish it.
前述の通り、Nick Bilton氏の場合、「私の情報源は記事に引用することを了承していた」ようなので問題はなさそうですが、「オフレコ」を理解していない立場の人からの機密情報の漏洩リスクは取材する側される側のどちらにもある、ということを改めて認識したいと思いました。

2010年4月27日火曜日

デジタルな広告に求められる6つの基本:インタラクティブ性はブランド想起を63%向上させる

A truly interactive ad must have an interactive idea.
That, and it should be useful, not annoying, to consumers.
Bannerblogというサイトをご存知でしょうか?
Webのクリエィティブなバナー広告をアーカイブしているサイトです。
例えば最近のエントリで人気があったのが、IKEAのバナー広告。 
バナーのサイズをドラッグして変えると、
サイズにあった部屋が誕生し、
一番最後に広告主の名前が現れ、サイト誘導が図られます。
 
インタラクティブで、楽しく、そして最後にさりげなく広告主の名前が出てくるところが、素敵だと思います。
そのBannerblogの共同創業者、Ashley Ringrose氏によるプレゼンテーション"6 FOUNDATIONS OF GREAT DIGITAL CREATIVE"が公開されていました。
ここで語られている6 FOUNDATIONS (6つの基本)とは、
INTERACTIVE:インタラクティブである
CUSTOMIZABLE:カスタマイズが可能
CONTEXTUAL:文脈がある
ENTERTAINING:楽しい
PLAYABLE:遊べる
USEFUL:使える
まぁ、これらは広告だけに限った話では無いですね。
とくに最初のインタラクティブ性については、
インタラクティブ性の無い広告に比べて、インタラクティブ性はブランド想起を63%向上させる
INTERACTIVITY INCREASES BRAND RECALL 63% MORE THAN NON INTERACTIVE ADS
と、重要。
プレゼンで紹介されている広告はクリッカブルで実際にどんな広告なのかを「体験」することができるので、是非お試しください!(個人的にはLipton ice Teaの広告とか好きです。)

2010年4月26日月曜日

Facebookの"Like"ボタンにまつわる小ネタ:Likeのマッシュアップサイトから"悪魔色"のボタンまで


やはり先週のビッグニュースは、Facebookの"Like"ボタンの実装だったのですが、本流のトピックスではなく関連小ネタを少々。
Likeを一覧できるサイトその名も"Like Button"
Like Buttonは、Facebookのプラグインを活用した、マッシュアップ的なサイト。CNNやYouTubeなどで押されたLikeの一覧を見ることができます。画像ではちょっと分かりにくいですが、Facebook上の友達のLikeの状況を線で区切って一番上に見せてくれています。
LikeのライバルはStumbleUpon
日本語対応していないので、日本ではあまり定着していないと思われる、StumbleUpon。実はFacebookに次ぐ、ソーシャルメディアにおけるトラフィック源になっているそうです。
それを示しているのがこのグラフ。
 via TechCrunch
12月からのFacebookの落ち込みも気になりますが、その分StumbleUponが伸ばしています。
StumbleUponの詳細については、KNN神田さんの記事"セレンディピティ型SNS" Stumble! upon は,やはりすごい!をご覧いただきたいのですが、Stumble!ボタンを押すだけで、自分の気になるジャンルで、だれかがStumbleの"I Like This!"が押した人気のあるエントリーやサイトが次々と現れてきます。
デモがあるので、そちらで遊んでみてください。
なんというか受け身でずーっとWebサーフィンを楽しめます。
悪魔色のボタン
 
こちらもTechCrunchで紹介されていたのですが、Likeボタンの色指定にはlightとdarkのほかにevilがあります。
evilカラーはlightとまったく同じ色で、こちらのプラグインページで確認できます。

2010年4月23日金曜日

99歳の女性がiPadで豊かな人生を取り戻した瞬間:iPadで緑内障を克服

 
この動画はテクノロジーが人生を豊かにする瞬間を共有してくれたものです。
 
iPad発売当初、2歳の子供がiPadを巧みにあやつる動画が公開され、これぞデジタルネイティブ!というBuzzがおきましたが、こちらはハートウォーミングなストーリー。
 
iPadを使っているのは、99歳のVirginia Campbellさん。
 
彼女にとっては初めてのコンピュータです。
 
Virginiaさんは、緑内障を患ってからは大好きな読書をすることがとても難しくなってしまったそうですが、iPadによって、彼女の人生は変わったそうです。
 
iPadのディスプレイの明るさ調整とタップによるフォント拡大によって、楽しい時間を取り戻すことができたからです。
 
すでに2冊の本を読み、12の詩を書いたそうです。
 
その一つがこちら。
 
この機械音痴にも分かる
100歳を迎えようとする私があきらめた
読み書き
いま、それが再び目の前にある
それは、この革新的なアップルのiPad
 
To this technical-ninny it's clear
In my compromised 100th year,
That to read and to write
Are again within sight
Of this Apple iPad pioneer.
 

Posted via email from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点

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