2012年10月15日月曜日

モバイルソーシャルは2年以内に主流になり、2015年のモバイルの広告市場は12倍に:ガートナーによるモバイル市場の予測レポート





その翌日、ガートナーはモバイルの動向に関する予測を発表しました。

PCの販売減速の裏で成長を続けるスマートフォンとタブレットについて、2015年にはスマートフォンが10億台、タブレットが3億5千万台出荷されるとガートナーは見ており、その分モバイル関連市場の拡大も期待されています。

ということで、PC販売の減少と対をなしているともいえるこの調査データをいくつかご紹介。

モバイルソーシャルネットワーク:
・ガートナーによると、モバイルソーシャルネットワークは2年以内にメインストリームになり、2014年には10億人が利用するようになる。
・現在、携帯経由でSNSを利用しているのは15%である。
・ただし競争の激しいこの市場は、2015年までには統合が進み、専業のモバイルソーシャルネットワークは5つかそれ以下になるだろう。

上場したFacebookが巻き返しを図っているモバイルSNSの活況については疑う余地もありません。が、つい先日10億ユーザーに達したFacebookのモバイル利用者は6億(=60%)と発表されていたような、、、

ロケーションベースサービス:
・2012年の終わりまでに8億人がロケーションベースサービスを利用するようになる。
・広告を主な収益源として、2015年には135億ドルの売り上げがロケーションベースサービスから生まれる。
・直近で関心を集めるのは、ナビゲーション、ロケーションサーチ、フレンドファインダー/SNSになる。

モバイル広告:
・モバイル広告の分野は、プライバシーや測定、標準化などの問題が未解決でありながらも急成長している。
・2年後にモバイル広告は2倍になる。
・2015年までには現在の12倍の206億ドルに達するか、広告費全体の4パーセントになる。

TechCrunchの記事によれば、現在モバイル広告の割合は1%にも満たないことを考えると、広告費全体の4%でも大きな成長といえそうですね。

ちょうど「モバイル広告の認識率は頭打ち、有用性の評価も低下気味―定期モバイル調査「広告閲覧」(6)」という記事が出ていましたが、モバイル広告の見せかたたについてはまだまだ伸び代があるということで、拡大する市場に見合うだけの投資効果を出せるようになっていく必要はありそうですね。

これら以外にも、モバイルアプリストア、バーコードマーケティング、モバイルクーポン、ARに関しての予測がされています。

ご参考:











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