2010年9月9日木曜日

Facebookを使う理由、そして"Like"ボタンを押す理由:ExactTarget社による調査

Reasons for Using Facebook, by Age, April 2010 (% of US internet users)

ExactTarget社による調査"Subscribers, Fans and Followers"の結果eMarketerに掲載されていました(n=1500)。

調査結果により、アメリカのインターネットユーザーがなぜFacebookを利用し、"Like"ボタンを押すのかが明らかになったようです。

上の図は利用理由。

Facebookを使う理由

1. 人との繋がりを維持するため
2. ソーシャルライフを楽しむため
3. 離れた旧友との再会
4. ゲームを遊ぶ
5. 暇つぶし; Facebookは罪悪感を伴う遊び
6. ログインを要求する友人からのメッセージを読むためのみ
7. 仕事上の付き合いを保つため
8. 子供や孫の生活の監視

8を除くと、各年代とも利用する理由の順に差異はほとんど見られません。

筆者自身も順位は違えど、大体同じような理由かな、というのが感想です。

ゲームを目的にしているという回答の順位が高いのは今の日本のFacebookユーザーとは大きく異なりそうな感じがします。

また、"Like"ボタンを押す理由についての調査結果もまとめられていました。

その結果が下のグラフです。

Motivations for "Liking" a Company, Brand or Association on Facebook, April 2010 (% of US internet users)

企業やブランドを"Like"する動機

1. ディスカウントやプロモーションを受けるため
2. 企業などへの自分の支援を示すため
3. 「無料グッズ」を得るため
4. 企業の活動を知るため
5. 新製品の情報更新を得るため
6. セールス情報を受け取るため
7. 楽しみやエンターテイメントとして
8. 企業についてもっと知るため
9. 企業の話題について勉強するため
10. アイディア共有やフィードバックなどの交流のため

企業の"Like"獲得活動がプロモーションと連動としていることを裏付ける結果といえそうですね。

また、面白いな、と思ったのが「企業などへの自分の支援を示すため」が動機の2位であったことです。

これはマーケターにとっては心強いデータですが、注意も必要なようです。

自己表現としてブランドを"Like"する消費者は、ブランドの推奨者であり、マーケターにとってearned mediaの潜在力が愛好家の間では高いことを示しています。しかし忘れてはならないのは、お得なクーポンや限定物があったとしても、皆が繋がっている理由がマーケティングメッセージ(宣伝)への欲求ではないということです。

Consumers who “like” a brand as a means to their own self-expression are by definition brand advocates, and the earned media potential for marketers among these enthusiasts is high. But marketers must remember that a desire for marketing messages—even those that include a good coupon or exclusive offer—is not why everyone is connecting. (emarketer.com)

Posted via email from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点

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