2010年7月20日火曜日

eメールを捨て、ソーシャルメディアに完全移行したBen & Jerry's



米バーモント州に本社を置く、アイスクリームメーカで知られるBen & Jerry's社が、先週驚くべき発表をしました。
それは、e-Mailによるマーケティングを一切廃止し、ソーシャルメディアに消費者とのコミュニケーションを移行する、というものでした。
例えばFacebookの「Likeボタン」をメールの中に入れられるソーリューションの導入が予定されているように、e-Mailとソーシャルメディアマーケティングは、相性がよい補完関係にあると思うのですが、hubspotの記事によると、
Ben & Jerry'sは明らかにその逆のように感じていて、彼らの顧客はソーシャルメディアを通じてコンタクトされるほうが、e-Mailのインボックスからよりも好ましいと感じている。最後のeメールには、購読者に対してFacebookかTwitterを通じて繋がるように招待し、このアイスクリームブランドからメールを受け取るのはこれが最後になるだろう、と書かれていた。
However, Ben & Jerry's clearly feels otherwise and that their customers prefer contact through social media sites to email in their inbox. In their last email message, they invited their subscribers to connect with them via their Facebook or Twitter accounts, and this would be the last email they would receive from the famous ice cream brand.
Ben & Jerry's の顧客は、ブランドは好きだがメールは嫌いということを示していて、そうであるならメールを通じてではよい関係は築けない、という判断をしたようです。
確かにオンライン上の自分の居場所ともいえるソーシャルメディアの自分のページを通してメッセージが届けられるほうが、よりパーソナルに訪問をされている感じになり、受け入れやすい、ということはいえそうな気がします。
現在のBen & Jerry's のソーシャルメディアチャネルは、
Facebook:130万人以上のファン
Twitter:1万1千人以上のフォロアー(ほぼ全員と相互フォロー)
となっており、これだけあれば十分、ということなのでしょう。
また、ソーシャルメディアの方が顧客の声を直接聞くことが可能になり、さらにメールの配信費用やリストのメンテナンス費などのコスト削減にも繋がるとのこと。
今後このような動きをとる企業が増えていくのか、ちょっと注目したいですね。
ご参考

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