2010年1月27日水曜日

FTCの広告ガイドライン改定と行動ターゲティングの変化:コミュニケーションアイコンによる透明性の確保

FTC(Federal Trade Commission)広告ガイドライン改定によって、透明性への要求が盛り込まれたことが話題になったのはちょっと前のこと。消費者のだまされた感を減らすため、例えばブロガーでいえば、製品レビューのエントリを書く際には企業から提供された商品を使っていることを明記するなどが要求されています。
さて、同じような動きが行動ターゲティング広告にも広がりつつあるようです。

Webサイト上で訪問者の好みに合わせて見せる広告を変えるのが行動ターゲティング広告ですが、
ネット広告業界は、サイト訪問者に適した広告を見せるためにどのようにデータを収集、利用しているかを伝えることと、Webページの一番下にある小さなリンクをクリックして初めて見られるプライバシーポリシーを、もっと目立った形で分かりやすく提供することを約束している(The New York Times)。

the Internet advertising industry has committed to telling Web site users about how they collect and use data to customize the ads they display. And it has agreed to find a more prominent and clear way to do this than the cryptic privacy policies you can find if you click a tiny link at the bottom of many Web pages.
でもそれっていったいどうやるの?という問いに答えるのが、2か月のフォーカスグループを経て提案されたのが、このアイコンとテキスト。

使い方はこんな感じ。 



現在WPPグループが、2600名を対象にオンライン調査を行い、6通りの組み合わせのうちどれがいいかの調査を行っているとのことです。

ぱっと見、広告の説明なのか、広告の一部なのかが分かりにくいという懸念が指摘されているようです。 

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