No strategy necessary.
昨日、「デル、Twitter利用で約650万ドルの売り上げ」との報道がなされました。これは同社幹部がBloombergに述べた情報とのこと。
デルといえば今やTwitter。
DellOutletで、フォローすしている人の数は現在150万に近いという。同アカウントは、Dell製品の販売に関する情報の発信源となっている。
だがそこには「何の戦略もない」、と語るのはデルのソーサシャルメディア&コミュニティのVice President、Manish Mehta氏。同氏によると、
私たちの身近にいる家族経営のビジネスは、実利的な仕事のやり方をしている。それは顧客との関係性を築き、維持し強化するということ。そして提供しているのは利便性。顧客の声を聞き、その声を自分のビジネスの改善に役立てている。そして素晴らしいサービスを提供し、お得意様への感謝を形にしている。ソーシャルメディアはこの仕事術をデジタル上で行うためのシンプルなアプリケーションにすぎない。
The "Mom and Pop" businesses in our neighborhoods have always followed sound and pragmatic business practices, rooted in developing, maintaining and strengthening relationships with customers. The customers and the businesses valued those relationships because "Mom and Pop" offered convenience. They listened to their customers and used their suggestions to improve the business. They provided great service and found ways to thank their clientele. Social media is really nothing more than the simple application of these business practices in a digital form.
全ての業界において厳しいこの時期、デルはTwitterによって約700万ドルを全世界で売り上げた。家族経営が教えてくれるのは顧客との関係があってこそビジネスは成功するということ。だからこそ顧客とのダイレクトな繋がりに価値があり、どんな企業もソーシャルメディアでの会話の司会進行をすることで成功を得られるのです。戦略は要りません。
Even during a historically difficult time for businesses of all stripes, Dell has generated nearly $7 million in global product sales on Twitter. "Mom and Pop" knew that their business was only as successful as their relationships with customers could make it. That's the value of the direct connection to your customer, and that's how every company can achieve success using social media -- by facilitating the conversation. No strategy necessary.
とのこと。そう言ってしまうのは簡単ですが、実行するのは並ではないことは容易に想像できます。
理由は分かりませんが、特に正式発表もないこのニュースは、おそらくBloombergへの主体的なリークだったのだと思います。またこうした寄稿記事を自ら出すことで、報道に対する補足を「自社の声」を通じて行っていることになります。
これも「お得意様への感謝を形にする」その一環と言えそうですね。
Posted via web from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点
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