2011年10月4日火曜日

女性の利用者が多い急成長株のTumblr、そのカギの1つがメディアによる利用




9月に公開されたTechCrunchの「Tumblrのページビューは驚異的―Wikipediaを抜いた」という記事や、RBB Todayの記事「Tumblrが急速に拡大中……ニールセンのソーシャルメディアレポート」を読まれた方も多いと思いますが、Tumblrの規模拡大が注目される機会が前にもまして増えてきたようです。

ブログのリッチさとTwitterの手軽さを併せ持つ2007年に開始されたこのプラットフォーム、上のグラフにあるとおり、2010年5月のユニークビジター数約420万に対し、2011年5月のユニークビジター数は約1190万と約3倍になっています

また、18−34才の利用者が最も多いことに加え、男性より女性の利用者のほうが多い、というのも特徴といえます。

Tumblrの人気の理由については、公式サイトの「みんながTumblrに夢中になっている理由」をご覧いただきたいのですが、画像、動画を表示でき、ページレイアウトのカスタマイズの自由度が高いため、ファッション誌やファッションブランドの公式アカウントが多いこともTumblrの特徴。例えば、

W

ファッションメディアだけで、ざっとこれだけあります。ブランドもGUCCID&GなどがTumblrを使っています。

Tumblrの場合、特に新作発表のライブ中継など、表現力の差がTwitterとはケタ違いですよね。



こうしたTumblr特有の状況が、女性の利用者が多い事の理由の一つなのかもしれないな、という感じもします。

個人的にTumblrのことを強く意識したのは、Steve Rubel氏が、それまでの過去のブログのエントリを全て削除し、Tumblrに切り替えた今年の6月のことでした。

その時の投稿"Why I Adopted a Scorched Earth Policy, Dismantled Two Blogs and Jumped to Tumblr in a Single Weekend(週末に2つのブログを消すという焦土作戦を行い、Tumblrに参加した理由)"に書かれていたコメントが特に印象的なものでした。

私のとったやり方は全てのひとにとって正しいわけでもなく、間違ったことをしたと証明される日がいつか来るかもしれません。それでも私は、かつてのPRの師の一人の言葉を信じているのです。彼女はかつてこうアドバイスしてくれたのです、自分のところに来るようにお願いするのではなく、メディアがいるところに行け、と。時がたてばどちらが正しいか証明してくれるでしょう。

特に新情報があるわけでもなく、またTumblrの解説は数多くある中、今日このエントリを書いたのは、日本でもTumblrが来る!ということが言いたかった、からではなく、Rubel氏の決断から3ヶ月がたち、前述のような調査データも出たことなので、節目として一度Tumblrのことを書いておきたいなと思ったからでした。

彼の決断が正しかったことを証明するほうにこのまま進んでいくのでしょうか?

Tumblr公式サイトの情報による、今日の時点の数字です。

投稿合計数:10,992,043,219
ブログ合計数:30,518,445 
今日の投稿数:45,969,936 
















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