via barbieandken.com
Mattel社永遠のロングセラー、バービー人形。今年はBarbieの「元」ボーイフレンドのKenの50周年にあたるらしく、それを記念したソーシャルメディアキャンペーンを行っています(筆者注:マテル社の正式発表によると二人は2004年に破局している)。
キャンペーンは、「BarbieはKenとよりを戻すべきか?」というもので、KenもFacebook上で
僕はBarbieをバレンタインデーまでに取り戻すって決めたんだ。BarbieandKen.comでYESを押して手伝って!
と宣言しています。
タイミングとしても2/14のバレンタインデーという季節の話題を生かしているということですね。
さて、このキャンペーン、Twitter、Facebook、YouTubeのような定番ツールに加え、Foursquareをユニークな形で活用していています。
たとえば、メトロポリタン博物館についてのKenのTipsはこんな感じで、
Barbieは不朽の名作を何時間も鑑賞できた。そして僕はBarbieのことを何時間でも見ていられた。
ディズニーランドのTipsでは、
スペースマウンテンの列が長すぎたときは、Barbieのために綿菓子を買いに走って待ち時間を短く感じるようにした。もちろん、明るいピンクの綿菓子だよ(筆者注:Barbieの好きな色はピンク)。
という感じで、Barbieとの場所にちなんだ思い出を語っています。
で、一方のBarbieはというと、
こんな感じで、Barbie® Dream Houseだけについて上から目線で語っている感じ。
ストーリー設定に合った両者のコントラストをfoursquareの機能を生かしながら表現していて、とてもうまいと思います。
また、Twitterでの発言もとても丁寧に設計されています。
例えばKenの発言を見ると下のようにスーパーボウルやチームのアカウント名をはじめ、トレンドや人気のTwitterアカウントを絡めながらのツイートになっていて、広がりを意識しているものといえます。
Chips and cheesy snacks: check. Friends and football: check. It's @SuperBowl XLV time! @Packers, @Steelers, time to show us what you got. (チップスとスナック、よし。友達とフットボール、よし。第45回スーパーボウルの始まりだ!PackersとSteelers、見せてくれ!)
Trying to decide what to unload my $20 @Amazon gift card on that I got from the @LivingSocial deal. Shoes, DVDs...I need some help. (Living Socialで手に入れたAmazonギフトカード20ドルで何を買おう。靴、DVD、、、決められない)
一方Barbieの方も、2月10日から始まるニューヨークファッションウィークのタグ #NYFW を使いながら、ショーに出演する設定の演出で楽しませてくれています。
No better distraction for me during this whole @OfficialKen business than #NYFW. See you at the shows! http://www.barbieandken.com (Kenとの悩みを紛らせてくれるものでニューヨークファッションウィーク以上のものはないわ。それではショーで!)
Here at LAX… #NYFW here I come! (@ Los Angeles International Airport (LAX) ✈ w/ @betsygirl75) http://4sq.com/i38lL8 (LAXに到着。。。NYFW、来たわよ!:これはfoursquareからの投稿)
さらに驚きなのが、オフライン連動で、
道路わきの看板や、
Driving to @KitsonLA to buy fab #NYFW outfits and I see @OfficialKen…on a billboard! http://twitpic.com/3xsyy8 http://www.barbieandken.com (NYFWの服を買いに車を走らせていたら、Kenが看板に!)
BarbieがNYFWのためにやってくるニューヨークのタイムズスクエアへの広告
Guys, I need your help. Send a shout out to @BarbieStyle and let her see how I BarbieAndKen-fied Times Square. http://twitpic.com/3ydb3w (BarbieとKenの世界にしたタイムズスクエアをBarbieが見るように伝えて)
色々と楽しませてくれるこのキャンペーン、季節性やトレンドに加え、場所も連動させてコミュニケーションを設計し、色々なツールを丁寧に連動させながら、ストーリー性の演出もしっかりできていて参考になります。
さてさて、どんな結末になるのでしょうか?
最後に、Kenがソーシャルメディアにアカウントを作る様子をキュートな動画をご紹介。思わず笑ってしまいます。
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