今日の話題は、Google Chrome OSでもちきりになるんでしょうね。
Chrome OSの発表はちょうどWindows7の発表直後であり、対抗意識を明確に示しています。
対マイクロソフトへの究極の施策ともいえるこの発表の真意は公式ブログにも表明されています。
ブラウザを走らせるオペレーティング・システムは、ウェブのない時代に設計されたものです。そこで本日、Google は Google Chrome を拡張させたプロジェクト −− Google Chrome オペレーティング・システムを発表いたします。これはオペレーティング・システムがどのような形であるべきかを再考する試みです。
TechCrunchの言葉を借りれば、
Windowsはハードウェアの管理プラス、アプリケーションにプラットホームだ。だからそれをOSと呼ぶ。Chrome OSはハードウェアの管理プラス、アプリケーションプラットホーム(=ブラウザ)だ。だからこれまた、OSだ。でも、プラットホームがブラウザなら、いろんなデスクトップアプリケーションが使えない? Officeは使えるの? あっかんべーだ。ZohoがあるしGoogle Appsがあるでしょ。Officeは忘れましょう。
ブラウザがプラットフォームとなる以上デスクトップアプリは不要で、Google Appsで十分でしょう、ということになります。
実はつい先日Googleは、Gmail、ドキュメント、カレンダー、Googleトークからベータを外しています。その目的は、
Googleのエンタープライズ部門の製品管理責任者、Matt Glotzbachは「ベータというラベルを外すのは企業ユーザーのためだ。一部の企業ユーザーはベータ版は採用できないと言っている。一般ユーザーにとってはどちらでもよいことだろう」と私に語った。(TechCrunch)
とあるように企業ユーザー向けの対応、とのことですが、実は今日のChromeの発表前に、「Google Appsは十分に信頼性の高いアプリケーションです。Officeは忘れましょう。」と言える環境を整えておきたかったのではないか、と筆者には感じられます。
今日の新OSの発表を受け、「ChromeのPCに搭載するアプリケーションはどうなりますか?ベータ版のままのGoogle Appsで良いとお考えですか?」という質問が、記者から当然なされると想定されるからです。
「いいえ、Google Appsはすでにベータ版ではありません。個人の方にも安心してご利用いただけます。」
と、いう感じでしょうか?
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