via Fashionsnap.com
「フォーエバー21流プロモーションに注目!目覚ましい功績の秘訣を探る」という気になるタイトルの記事があったのでご紹介。
まず驚いたのがこれ。
広報活動をほとんどしないと言う「FOREVER21」にとって、宣伝・広告媒体のツールとは店内を彩るVMDが主要となる。よってファッションに対する意識が高い日本の消費者に、より効果的なプロモーションを行う為、マネキンに着せる服のスタイリングレベルは常に要求される。また、レイヤードスタイルの提案でセット販売を見込めるのも重要なポイントであり、リピーター獲得に欠かせない。
華々しいデビューのテレビ露出を連日見た経験からすると、「広報活動をほとんどしない」といのうはにわかに信じがたいものがありますが、ここでいう広報というのは女性誌への衣装の貸し出しなどを中心とするものだと思います(たぶん)。商品サイクルの短いファストファッションの場合、雑誌の撮影から発売までのリードタイムを考えると店舗にございません、という状態が発生するのでしょう。
で、VMDですが、これはビジュアルマーチャンダイジングのことで、店舗のレイアウトや商品の見せ方を工夫することで売上げを向上させる施策です。
これなんかも街中での着ているイメージを髣髴とさせつつ、バリエーションを自然に見せるプレゼンテーションになっていると思います。
そして、VMDシステムと並んでこの企業のカラーを端的に映し出すのが、「人材育成システム」である。日々大量の商品を正確に管理していく上で、前向きでバイタリティに溢れ、なにより会社と良好な信頼関係を築いている事はスタッフに必要不可欠だ。スタッフ全員が一つの目標に向かい、ポジティブなアクションを起こしていくには一体どうすれば良いのか、「FOREVER21」ではきちんと問題提起され、販売現場で生かされているのだ。
このあたりはファッション業界のイメージからは少し異なる泥臭い感じ、でしょうか。ただ、セールスの現場では基本となることをきちんと行っています、ということだと思います。
広報活動は無くVMDで来訪者を魅了する、共通の目的意識をスタッフ全員がもち改善が行われる、というのは「現場がビジネスの基本」というその他のビジネス(例えばサイト運営など)にも共通していえそうですね。
Posted via email from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点
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