2013年3月25日月曜日

独自の言葉で部族を形成するTwitterユーザー



Twitter利用者は、独自の言葉使いでトライブ(部族)を形成する、という調査データが公開されていました。

調査は2007年1月から2009年11月に発せられた2億ツイートを分析したもの。

英語のツイートのみを対象にしたものですが、そこで使用される言葉はTwitter上のコミュニティ構造を反映している、ということが確認されました。

ガーディアンの解説記事によると、今回確認された最大のトライブであるアフリカ系アメリカ人のコミュニティでは"Nigga", "poppin", "chillin"などの言葉の使用頻度が高く、メッセージの90%はそのトライブ内に向けられたものだそうです。

そのほか、Justin Bieberのファンは"Pleasee" のように"ee"で終わる言葉を使い、ヒンズー語を使うインド人の場合、"bhi"や"nadi"などの言葉を使用する傾向があるそうです。

上の図は、
・テキスト:それぞれのトライブで最も使われる言葉
・円:コミュニティの大きさ
・線の太さ:コミュニティ内での会話数
・色:コミュニティのユーザー間での会話の割合(赤が100%で黄色が0%)
を示しています。

各トライブで使用される、頻度の高い言葉の一覧を下の表で確認できます。

地域属性のみでなく、Swsxのようなイベントによって一時的に形成されるコミュニティもあり、なかなか面白いです。

昔から「郷に入っては郷に従え」といいますが、そこで使用される「部族語」を理解し、話せるようになることも場合によっては必要なことと言えそうですね。

2013年3月6日水曜日

購買決定におけるネットの重要性と、モバイル、ソーシャル、自動化への予算シフトに関する調査


58ヶ国、29,000人を対象にした、購買におけるインターネットの重要性に関するニールセンの調査レポートが公開されていました。

それによると、上の図にまとめられているように、様々な商品カテゴリで購買プロセスにインターネットが重要であるという結果になったそうです。まぁ、オンライン調査のようなので当然の結果と言えばそれまでですが。

家電が81%と高いのは当然として、飲食も62%となっていますね。

他の情報ソースとの比較では

家族や友人のクチコミ:77% 
ネット検索:67% 
テレビ広告:59%
という結果になったそうで、やはりクチコミって強いんだなぁ、と改めて実感します。

これとは別の調査で、リクルーティング支援をしているAqueintとAMA(米国マーケティング協会)の共同調査(2600名のマーケターが対象)結果によると、2013年のマーケティング予算で減額を検討しているのが、新聞、雑誌、ラジオ、業界紙、テレビなどの伝統的なメディアだったそうです。


さらに同調査では、マーケティング予算の移行先についても調べられており、モバイル、ソーシャルそしてマーケティングの自動化が上位3位になっていました。


その一方で、
半数以上の54%が、新しいテクノロジーやトレンドを使いこなすことができないと感じている。
という側面も明らかになったそうです。