Forrester researchの最新レポート"THE PURCHASE PATH OF ONLINE BUYERS IN 2012"の結果の一部が公開されていたのでご紹介。
2012年4月1日から14日に発生した77,000の購入データをもとに、購入経路の効率を調査したもの。
上の図はその抜粋ですが、
・ソーシャルメディア経由の購入は1%にも満たない
という結果になったそうです。
その他、直接訪問を除くと、
・新規顧客の獲得に最も効率的なのは検索
・リピーターに最も効率的なのはeメール
となり、従来の傾向と同じであったことが報告されていました。
ソーシャル上の施策は、有意義に売り上げをもたらすものとは言えない。ソーシャルネットワークがeコマースに影響を及ぼすものとして過剰に宣伝され、オンラインの経営者達の興味を引いている一方、実際にはソーシャルは引き続き苦しい立場にあり、新規およびリピート購入者にとって無視してもよいものとみなされている。事実、新規およびリピート購入の両方において、遡ることができたトラック可能なソーシャルリンクはトランザクションの1%にも満たなかった。
注釈として、不釣り合いにソーシャルコマースの効果がよいスモールビジネスは対象にしていない、とのことでした。
この調査の結論としては、ソーシャルメディアは顧客と繋がりブランドとのエンゲージメントを生みだす一方、目に見えるような形で収益を生むものではない、ということですかね。
ご参考: