先日楽天がPinterestに大型の出資をしましたが、「Pinterestは本当に製品購入に繋がるのか?」というeMarketerのエントリがあったのでご紹介。
二つの調査をもとに検証されていますが、一つ目のデータがこちら。
"(Pinterestのような)画像共有コミュニティで画像を見た結果、製品を購入しましたか?"
という質問に対して、約3分の1に当たる32%が購入したと回答。その詳細を見ると
サイトで見つけた画像をクリックし、そのまま購入サイトに誘導されて、直接購入した:26%
画像をクリックしても購入サイトに誘導されなかったので、購入するために別のサイトを探さなければならなかった:6%
購入したいと思うものを見つけたが、どこで購入すればいいのか分からず購入しなかったので購入しなかった:10%
購入したいと思うものを見つけたが、購入サイトを探す時間がなかった購入しなかった:27%
欲しいものがなかったので購入しなかった:31%
と、あるように、Pinterestのようなサイトで見つけた画像を経由して直接購入に至った人が4分の1以上いる一方、欲しいと思う商品の画像を見つけたが、スムースに購入サイトに誘導されなかった、という人が3分の1以上の37%もいたことが分かります。
購入サイトへのリンクが張られた魅力的な商品画像を、企業がPinterestに提供し、それが共有されれば購入に至る可能性が高いことを示しています。
この調査はBlogHerのネットワークと一般からのパネルとの比較調査が行われているため、一般女性のみを切り出した下のグラフをご参照(n=1,011 women)。
(BlogHerネットワーク経由の結果は、オンライン購入が積極的になる傾向があるため)
このデータを見ると、商品購入に影響をおよぼしたレコメンデーションは、ブログについでPinterestが2位になっています。
このデータは対象を女性に絞っているので、Pinterestの影響力が顕著に示されたのだと思いますが、こうしたデータを見るにつけ、Aリストブロガーならぬ、AリストPinterestキュレーターを経由したアフェリエイトなんてのも有効だろうな、と思われます。
BlogHerのフルレポートはこちらからもご覧いただけます。
ご参考: