ソーシャルメディアマーケティングでは、自社の宣伝ばかりではなく、会話的なものやZapposのように競合の情報であってもお客様の役に立つ情報を伝えることが大切、といわれるのは良くいわれる話ですが、でもそれってどのくらいの割合で行うのが適正なのか、というのは気になるところ。
ソーシャルメディアマーケティングのダッシュボードなどのソリューションを提供するArgyle Social社が行った、調査データがその疑問に対する一定の目安になるかもしれないのでご紹介。
対象となったのは、Argyle Social社の顧客のtwitterや、facebook、LinkedInでの投稿約1500件(期間は2010年11月~2011年11月)。対象企業は幅広い業界で企業規模も様々とのこと。
調査のサマリが下のグラフにあたるわけですが、
・Created:自社サイトへの誘導リンク付き投稿
・Curated:他社サイトへの誘導リンク付き投稿
という意味で、上のグラフの読み方としては、
・自社のコンテンツが0~25%の企業:30%(キュレーター型)
・自社のコンテンツが25~50%の企業:40%弱(バランス型)
・自社のコンテンツが50~75%の企業:20%弱(バランス型)
・自社のコンテンツが75~100%の企業:10%強(自己プロモーター型)
となります。
調査で使用されている言葉をそのまま使うと、対象企業の3割がキュレーション中心型で、約1割が自社コンテンツ中心型、ということになります。
自社コンテンツ中心型は意外に少ないんだな、という印象です。
で、ここから先が本題になるのですが、投稿されたリンクのクリック数等を比較したところ、次のような結果が見えてきたそうです。
キュレーター型(自社以外へのリンクが75%以上)1投稿あたりクリック数:47.8
1クリックあたりのコンバージョン:0.2%
1投稿あたりのコンバージョン:.10
バランス型(自社以外へのリンクが50−75%)1投稿あたりクリック数:38.4
1クリックあたりのコンバージョン:2.5%
1投稿あたりのコンバージョン:.95
自己プロモーター型(自社へのリンクが50%以上)1投稿あたりクリック数:17
1クリックあたりのコンバージョン:2.4%
1投稿あたりのコンバージョン:0.41
ここでいうコンバージョンが何を意味しているのかまでは分からなかったのですが、自社の宣伝以外のものを織り交ぜながら投稿するほうがビジネスへの貢献に繋がりやすいということになりそうです。
さらにサンプルの中でコンバージョンが高った上位5社の結果に絞ってみると、自社サイトへの誘導が41.6%で、これが最適バランスなのではという結論でした。
この数字を信じるかどうかは別にして、ここでのポイントは、自社の話ばかりではコミュニケーションが盛り上がらない、ということだと思います。
競合へのリンクを張るということは難しいかもしれませんが、たとえば業界内の話題に触れることでThought Leadershipを示すということもできるでしょうし、売りたい商材に合わせた関連話題を提供して盛り上がる、というようなことでもいいでしょう。要するにオーディエンスが求めている情報を提供する、その一言に尽きるといってもよさそうです。
自社コンテンツしか投稿していない企業にとっては、試してみたいアプローチですね。
ご参考: