短縮URLサービスを提供するbitly社が、共有されるリンクのライフタイムに関する調査データを公開していました。
bitly社の調査を通じて示していたのが、「リンクの半生」。
これは何かというと、
ピークに達した後、リンクが総クリック数の半分を受けるのにかかった時間のこと
ということなのですが、上のグラフを見るとよくわかります。
これは8月24日、アメリカの東海岸でマグニチュード5.8の地震が発生した時、twitter経由で共有されたワシントンポストの記事のクリック数を1分ごとに見たものですが、リンクが共有された約2分後にピークの500クリックに達し、その後5分後には総クリックの半分に達したことを示しています。
bityでは人気のあった1000のリンクを分析したところ、同じような傾向がみられたとのことで、そのまとめが下のグラフ。
twitter:2.8時間
Facebook:3.2時間
ダイレクト(メール経由など):3.4時間
YouTube:7.4時間
ということになるそうです。
YouTubeのみピークの表れ方が異なり、リンクのタイフタイムも平均の倍近くになっています。
動画の共有・浸透の仕方は、通り一遍ではないということなのでしょうか。
それを除くと概ねリンクの半生は3時間程度となり、
リンクの多くは2時間で共有されなくなる一方、人気のあるものは11時間以上も参照される
ということで、その短命さに関しては、Sysomos社が、12億のツイートを分析した結果の「オリジナルのツイートから1時間以内にほぼ全てのRTが行われている」に通じるものがあります。
マーケティングにおいては、
できるだけ多くの人に長く共有されるようなコンテンツを生み出し、
それをインフルエンサーの目に留まるようにし、
タイムリーに発信していく。
できればコンテンツに動画をミックスする。
というような工夫の必要性がこのデータからも分かりますね。
ご参考: