会員制のSNSであるFacebookですが、その特徴の一つがクローズでありながらオープンなところ。
例えば、GoogleでOreoで検索すると、
ヤマザキナビスコ【オレオ】Oreo - NabiscoWorldオレオ - Wikipediaoreo の画像検索結果
Oreo | Facebook
のように、Facebookページが検索結果の上位に現れます。
Facebookページを開設しようという意向を持っている日本企業も少なくないと思いますが、意識しておきたい基本のひとつがオープンゆえのSEO。
どのくらいの企業のソーシャルメディアチャネルが、検索されたときに上位に現れるのかについての調査が、SEOプラットフォームを提供するBrightEdge社によって行われていました。
対象となったのはFortune 500の上位200社。
企業名では、ほぼ100%がトップかトップに近いランキングの検索結果であったのに対し、そのソーシャルメディアアカウントについては、上位20位に表示されたのは全体の約3割だったそうです。それをグラフ化したのがこちら。
Facebook
Twitter
検索の上位に入らないとクリックされない、という常識から考えると、ソーシャルメディア上の企業アカウントのSEOはとても重要。
Facebookページをサーチエンジン向けに最適化する方法、というエントリがあったのでご参考までに抄訳を。
独自URLへの変更ブランド名を冠したカスタムURLは、広告やクチコミマーケティング的に(「"Facebook/企業名" をチェック」のように)使いやすいだけでなくSEOにおいて重要な役割を果たします。(25名以上のファンを獲得が必要な)FacebookのURL変更、一般的には企業名を使用し、オリジナルのブランド名となるべく同じものにします。ダッシュや下線は使えないため、限界もあります。また、後で変更できないので熟慮の上決めましょう。
企業名に注意を払う当たり前のことではありますが、ブランドのFacebookページで使用する名前は非常に重要。繰り返しになりますが、オリジナルのブランド名となるべく同じようにすることが重要です。それによって検索を通じて、そしてFacebook上で見つけやすくなります。キーワードについて、少しならここに入れることもできますが、実際の企業名から離れすぎてはいけません。他にキーワード入れる場所はあるのでご心配なく。
企業情報、キーワードなど全てを記入Facebookには企業情報を入力する箇所が3つあります。 「情報」「企業概要」「説明」などですこれらすべてを使いましょう。「情報」の欄は、小さな枠を見てわかる通り1-2行のタグラインの短い説明文を。「企業概要」「説明」では事業内容についてより多くのことを簡潔かつ詳細に説明することができ、できるだけ多くのキーワードを記入するのに理想的な場所と言えます。それより下の(「ミッション」「受賞歴」「商品・サービス」など)より多くの枠にできるだけ多く記入した方がいいです。これにより検索された際に見つかりやすくなります。
リンクを張るGoogleのページランクアルゴリズムの根幹ともいえるハイパーリンクのことをお忘れなく。メインのWebサイトやその他の適切なサイトからFacebookページへのリンクを張りましょう。ちなみに、Facebookでの情報更新から自社サイトへのリンクバックについては、SEOに直接貢献はしません。これらのリンクには"nofolow"の特性が含まれているからです。とはいえ、リンクバックは自社のブランドサイトへのトラフィックソースとして大きく貢献します。
こうした工夫は、超基本といってもいいことばかりですが、SEOを意識してキッチリ押さえておきたいところですね。