いわゆる「高級ブランド」にとってソーシャルメディアでのマーケティング活動は、人間味を見せることや、顧客との距離を縮め(過ぎ)ることが、ブランディングの問題から、ちょっと難しいのが実像。
「ちょっとお高くとまっている感」が、そもそもブランディングだったりするので、よく言われるソーシャルメディアを通じて顧客との関係を深めよう、というのとはちょっと話が違います。
でも自社のソーシャルメディア活動に賛同し、Fanになってくれている人には感謝の気持ちを伝えたいもの。
それもハイブランドらしく、スペシャルな形で。
先週、PorcheのFacebookの
Fanページが100万人達成記念として示した感謝の仕方が、とても素敵なものだったのでご紹介。
もうおわかりですね。Fan一人一人の名前が、Porsche 911 GT3のボディに記されています。
Fanにとっては自分の大好きなPorcheの車体に自分の名前が載るということがうれしいでしょうし、ブランド側にとっても自社のハイブランド製品を通じて、クリエイティブに感謝の意を伝えられている、という好事例だと思います。
Fanページしかり、Twitterの公式アカウントしかりですが、企業だけが作り上げるものではなく、賛同するファンやフォロアー一人一人の参加があってこその結果。
そのことがしっかりと伝わってきます。