これはちょっと大人の社会にも無関係ではなさそう。
アメリカのティーンの女子が、Facebookで生じるトラブルを避けるためにとっている方法に関するエントリがあったのですが、実に興味深い内容でした。
取り上げられていたのは2人のケース。
"Super-Logoff" を使うMikalahさん
MikalahさんはFacebookを使っていますが、彼女はログアウトするときに、アカウントを停止(deactivate)させます。彼女はこのことがアカウントを抹消するわけではない、ということを理解しています - これがポイントです。彼女が再びログインすると、自身のアカウントとすべての友達とのつながりを元に戻すことができます。 しかし、ログインしていない間は、彼女の掲示板(wall)にメッセージを書いたり、非公開のメッセージを送ったり、彼女の情報を見たりすることが、誰もできなくなります。彼女がログインすると、彼(女)らはそれらすべてができるようになります。
これは"Super-logoff"と呼ばれています。
すべての情報を消去するShamikaさん
ShamikaさんはFacebookのアカウント停止をすることはありませんが、掲示板の全メッセージ、ステータスの更新、Likeを投稿後速やかに消去します。彼女は次の更新をする際に、以前の更新情報を消去します。彼女は友人からのコメントを読んだ後、それを削除します。Likeをするときは友人がそれを見られるように数日たってから削除します。なぜコンテンツを削除するのかを聞くと、疑り深そうな目で見て「ドラマが多すぎるから」と答えました。さらに詳しく聞くと、人々はとても騒々しくて、書いたことが原因で面倒なことが簡単におきてしまう。自分でも書いたことを覚えていようなものでも。だったら、その都度削除したほうがいい、と答えました。
両者に共通しているのは、実際の自分が不在の間デジタル上に残るもう一人の自分をいかにコントロールするか、ということす。
Super logoffを使えば、Fecabook上に残されるデジタルな自分を他人からアクセスできなくすることになりますし、コンテンツを削除すれば、そのとき必要な情報だけに留めることができます。
多感なティーンだからこそ生まれる面倒ごとはなんとなく想像できますし、Facebookを自分だけ使わない、というわけにもいかなそう。そうした環境下で、いかに身を守るかを考えて生まれたやり方なのでしょう。
こういうこともソーシャルメディア時代を快適に過ごすための秘訣といえそうですね。
ご参考: