Twitterが新たな収益源として実験的に導入していた、タイムセールなどの限定商品を提供する、@earlybird。The Wall Street Journalのデジタルネットワークにも入っているAll Things D というメディアのレポーターによると、
Twitterは@earlybirdのプロモーション施策には注力しない
Twitter "setting aside" @earlybird promotions program (@pkafka)
との方針に動いているようです。
理由は明らかにされていませんが、分析記事によると、次のように書かれています。
何が間違っていたのか?Twitterがeコマースで成功できなかった理由は特にないが、実際の運営内容よりも、もっと創造的にできたはずです。Twitterは@earlybirdのアカウントを立ち上げ、限定商品をそこからツイートした。それだけ。
What went wrong?There's no reason Twitter couldn't be successful in ecommerce, but the execution was about as unimaginative as it possibly could have been.Twitter set up an account, @earlybird, and tweeted exclusive offers from it.That's it.
Earlybirdと、他の似たようなサードパーティによるカウントには根本的な違いがなかった。取引する相手は、その人がフォローしているアカウントやツイートしている内容に合わせてターゲティングされていたわけではなく、一般的な取引がたまたまTwitterから告知されていただけで、Twitterがたまたまそれを運営していただけなのです。
There was essentially no difference between Earlybird and any similar Twitter account set up by a third-party. The deals weren't targeted based on who you followed or what you tweeted about. This was just a generic deal hose that happened to broadcast on Twitter, and that happened to be operated by Twitter.
現在@earlybirdのフォロアー数は約23万人。
Grouponに代表されるフラッシュマーケティングの後を追うように作られたアカウントですが、よほど多くのフォロアーを抱えるか、Promoted Tweetsや、Promoted Tweets、Promoted Accountsのように、ターゲティングできる仕組みが無ければワークしない、ということなのでしょう。
欲を言えば、ソーシャルグラフを活かす仕組みも欲しかったとところですが、「Twitterはソーシャルネットワークではない」という幹部の発言もありましたからね。
少なくともTwitterは、"Promoted シリーズ"にフォーカスして、収益を上げていくということなのでしょう。