一日あたり30億回クリックされているという、Facebookの"Like"ボタン。
その"Like"ボタンをe-mailに簡単に導入できるソリューションが、e-mailマーケティングのMailChimp社から近日中に提供されるようです。
上の動画がその解説ビデオなのですが、概要は次のようになるようです。
e-mailの"Like"ボタンは、web上のそれとまったく同じような見た目と機能をしています。受信者がメールの"Like"ボタンをクリックすると、そのキャンペーン情報がFacebookのプロフィールに投稿されます。その"Like"の行動はMailChimp社によって記録され、ソーシャルな統計データとして見ることができます。The e-mail “Like” buttons will look and function in exactly the same way that they do on the web. So, when a subscriber clicks the “Like” button in an e-mail, the campaign is then posted to their Facebook profile. Those “Like” behaviors are tracked by MailChimp and made accessible in the campaign social stats section.
そもそも自らの意思で大切な「メールアドレス」を記入して情報の更新を受け入れるe-mailは、(潜在)顧客とのコミュニケーションチャネルとして強力なもの。いわば、顧客と企業との関与が非常に深いところでもあります。
たとえばメール会員に対して提供したお得情報情報やコンテンツが、「これはいい情報!」という形でソーシャルメディアで共有される、ということはこれまでもありましたが、この、"Like"ボタンのe-mailへの導入は、1:1の関わり合いであるe-mailの情報をソーシャルな関わり合いに広げる強力なショートカット・支援ツールとなりそうですね。
せっかくなので、ソーシャルメディアとe-mailを組みあわせるTipsに関するエントリがあったのでこちらもあわせてご紹介。
1. ブログエントリをメールで知らせる2. ソーシャルメディアの購読ボタンをメールに加える。たとえば「Twitterでフォロー」のように
3. Facebookのようなソーシャルメディアのページ上にメールニュースへのリンクを設置
4. ブログの抜粋のメールをブログポストのリンクとともに送る
5. メールニュースにソーシャルメディアの共有オプション(「Twitterでつぶやく」のような)を入れる
6. Facebookのようなソーシャルメディアのページ上でニュースレターのサインアップをできるようにする
7. コールセンターでe-mailやソーシャルメディアへのオプトインを促す
8. ニュースレターのサイドバーに、会社の全ソーシャルネットワークを並べて表示し、リンクを張る9. 購入完了メールにソーシャルメディアのヘルプ(サポート)フォーラムや、YouTubeビデオのチュートリアルへのリンクを入れる10. ニュースレターの登録ページにソーシャルネットワークへの参加オプションを提供する
とても基本的な内容ですが、(自社の戦略にあうものは)確実に抑えておきたいところですね。
ご参考:
Posted via email from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点