“While social media is not the silver bullet that some pundits claim it to be, it is an extremely important and relatively low cost touch point that has a direct impact on sales and positive word of mouth,”
via prweb.com
ソーシャルメディアでのファンは実際にブランドの顧客となるか、ということに関する調査結果が公開されていました。調査対象は1500名。
ファンやフォロアーになった場合、そのブランドを推薦するFacebookのファンの場合:60%Twitterのフォロアーの場合:79%ファンやフォロアーになった場合、そのブランドを購入するFacebookのファンの場合51%Twitterのフォロアーの場合:67%
この調査では、元々そのブランドが好きでファンやフォロアーになったのかどうかが、はっきりしていないのですが、ファンやフォロアーがクチコミや購入という行動を起こす可能性が高いということが分かります。
リサーチを行った、Chadwick Martin Bailey社の社長Josh Mendelsohn氏曰く、
専門家が語っているように、ソーシャルメディアは魔法の杖ではないが、比較的ローコストのタッチポイントであり、セールスやポジティブなクチコミを生む非常に重要なものである。積極的に関与していない企業は大きな機会喪失をしており、顧客とかかわることに前向きであることを伝えることができていない。
では、ソーシャルメディアでファンを増やすことは実際に購買につながっているのでしょうか?
"sweet" Fan PageというFacebookのファンページを運営しているヒューストンを拠点とするベーカリー&カフェのチェーンのDessert Galleryが行った調査によると、Facebookのファンは、一般的なDessert Galleryの顧客に比べて、
毎月36%多く、Dessert Galleryを訪問している45%多くの人が食費をDessert Galleryで使っているDessert Galleryで33%多く買い物をしているDessert Galleryブランドとの感情的なつながりが14%高いDessert Galleryブランドへのロイヤルティが41%高い。
という結果になったそうです。
事例としては小さなものですが、こうした数字は参加に二の足を踏んでいる企業にとって、ちょっと背中を押してくれそうなデータですね。日本のソーシャルメディアマーケティングの購買意欲やブランド好意度などへの効果のデータも見たいものです。
ちなみにご紹介したDessert GalleryのAbout Usがなかなか素敵なのでかいつまんでご紹介。
About Us: It's a Wonderful Worldデザートへのあくなき夢をかなえるレシピの世界にようこそ。リッチなチョコレートの空想が食卓に並び、感動的で温かな心遣いと伝統的なおもてなしと安らぎがお待ちしています。ここは友愛が、賞賛、信頼、共感、2本のフォークとひとつのデザートに出会う場所。ここはカロリーを気にすることなく、チョコレートが全てを素敵にしてくれる場所。立ち寄って、ログインして、ダブルクリックしてください -- あなたをお待ちしています。そして地球を守ってください -- 唯一チョコレートが存在するこの星を
なんだかちょっとふざけた会社案内ともいえますが、商品ではなくすばらしい体験の提供にコミットしていることや、デジタル時代への適応、ウィットにとんだエコ意識の表明、など素敵だと思いました。
ソーシャルメディアへの対応以前に、こうしたところがロイヤルティにつながっている原点なのかもしれませんね。
なんだか調査データのことよりもこの文面の紹介がしたかっただけなのかな。
Posted via web from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点