2010年1月29日金曜日

記者とソーシャルメディアの関係:情報の正確性に対するPRの責任

ジャーナリストが記事を書くときにどの程度ソーシャルメディアを活用しているかについての調査が行われたそうで、それに関する記事があったのでそのサマリを下記に。
記事のネタを探す際にジャーナリストの89%がブログを、65%がFacebookやLinkedInのようなSNSを、52%がTwitterなどのマイクロブログを閲覧する。
61%のジャーナリストがWikipediaを参照する。

According ot the survey 89% ofthe journalists polled said they turn to blogs for story research, 65% to social media sites such as Facebook and LinkedIn, and 52% to microblogging services such as Twitter. 61% use Wikipedia

記事に取り上げてもらいたいコンテンツがオンラインで目立っていることが重要、と言えそうですね。
また同調査によると、ジャーナリストはそうした情報源の信頼性や正確さには、信用をおいていないことが分かったそうです。
84%がソーシャルメディアの情報はやや「信頼に欠ける」、「大きく信頼に欠ける」と回答。
49%がソーシャルメディアは「事実の確認、真実性、報道のスタンダードに欠けると回答。

Eighty-four percent said social media sources were "slightly less" or "much less" reliable than traditional media, with 49% saying social media suffers from "lack of fact checking, verification and reporting standards." 

ソーシャルメディアはあくまでも補足するものであり、取って代わるものではないというのが実際のところのようです。
取材をする編集者やレポーターは従来どおりの情報源や事実検証、伝統的な手法を用いており、多くのジャーナリストが記事のための事前取材を行う際にPRのプロに頼っている。

Editors and reporters sitll rely on primary sources, fact-checking and other traditional best practices in journalism, says the study.  And that's good news for us - most journalists turn to public relations professionals for assistance with their primary research.

PRのプロがコミュニケーションにソーシャルメディアを活用する機会が増える分、発信する情報の正確性やタイミングの良さ、事実を確認できる情報源の提示、正確な背景や文脈を十分に提供できる知識に対する責任がこれまで以上に増している。

"As PR professionals increasingly utilize social media as a means of communicating, they have a bigger responsibility than ever to ensure the information they provide journalists is accurate and timely, provide access to the primary sources who can verify the facts, and be knowledgeable enough to provide accurate background and context."

確かに人が多くの時間を費やすソーシャルメディアは、記者にとってもネタの宝庫。ただしそこで語られている内容が正確さに欠くものであった場合、どうでしょう。PRに携わるものの責任が大きいと言うことはよく分かりますね。

ちなみに掲載した画像は、ソーシャルメディア用プレスリリースの構成要素を示しており、ソーシャルメディア・レディ・コンテンツや広がる仕組みをふんだんに盛り込んだものになっています。

こんなリリース作ってみたいものですね。

Posted via email from Capote's Connected Communications - 続・広報の視点